・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北ア蒲田富士

2019/03/22(金)〜03/23(土)
報告者
はし
山域
飛騨山脈
ジャンル
冬期バリエーション
天候
小雪→曇り
行程

〇3/22(金):(前夜移動)→(圏央道)日の出IC→(中央道)→(長野道)松本IC→沢渡→新穂高ロープウェイP:0800→(右俣林道)→白出沢取り付き:1200→1800m台地:1430(テント泊)
〇3/23(土):テント:0530 (1515)←→(西尾根)←→J.P.:0730 (1430)←→蒲田富士:1100 (1200)←→F沢ノコル:1130 (折り返し)
→(下山)テント:1600→白出沢取り付き:1630→(右俣林道)→新穂高ロープウェイP:1830→温泉、ごはん→帰京

報告

・今回は、行きの林道が核心部だった(私にとって(笑))。

ズボズボ状態にて、最初は10歩進むごとに踏み抜き。 それが、最後のほうになると、5歩、3歩で踏み抜き、容赦無く体力を奪われる。 ワカンを付けてても踏み抜いている足跡だった。 結局初日は「1800m台地」で断念。 前にソロの方がいてくれ(多分?)トレースがあったのでルートは助かったが、踏み後を見る限りかなり苦労したことが伺える。

2日目、明るくなるのを待ち出発。 朝方のガシガシを期待したが、もろくも崩れ、踏み抜き状態は変わらず。 夜もそれほど寒くは無かったので、気温が高いことを実感する。 2350mに1P、2400mに1Pのテントあり。 そこから「蒲田富士」への急斜面を登る。 踏み外したら下まで「あれ~」の状態。 1度の踏み外しも許されない。  大きく張った雪庇、両側が切れたリッジを進み、何とか「蒲田富士」へ到着。 目の前にドンッ!と「滝谷」、そして、360°、3000m級の大展望(灰色の空が残念だった)。 更に先へ進み「F沢のコル」を通過。 ここからはトレース無し。 「涸沢岳」ルートへの取り付きまでは進んだが、ここで時間切れ。 折り返すこととした。

下山していくと次々に登って来るPあり。 皆さん「涸沢岳」を目指すとのこと。 おばちゃん2人のP、若い女性2人のP、および、ソロの方も居て、結構人気のルートなんだな~と思った。 その反面、この先の斜面、大丈夫なんだろうか、とも心配した。
思ったより早く下山したので、テントを撤収し、その日のうちに下山することとした。 行きに核心部だった林道ルートは、ある程度踏み固められていたので少しは楽になったが、それでも時折りの踏み抜きは「早く戻って連絡せねば」の壁になった。

*今回、「涸沢岳」登頂には至らなかったが、それでも次への足掛かりは出来たので、機会を見つけて再トライするつもり。

観光案内所より。後ろにある山は全く見えず
奥穂入口
白出沢
登山道に入る
1800m台地
雪庇の横を進む
槍へのルート。雪崩跡は目視確認出来ず
蒲田富士(2742m)への登り
ジャンダルム、天狗、間ノ岳
大きく張り出している雪庇
涸沢岳へのルート
滝谷
中岳、南岳
蒲田富士の稜線と笠ヶ岳
穂高平小屋
穂高山脈。