2018忘年山行　日の出山から御岳山

日向和田駅～三室山～日の出山～御岳山～大塚山～古里駅

晩秋の澄みわたった空気の中、奥多摩で平成30年の忘年会山行が行われました。
山行＋宿泊15名、山行のみ10名、宿泊のみ2名の総勢27名。1年の締めくくりということもあって、大勢の会員が参加するにぎやかな山行となりました。

日向和田駅からの登りはなだらかで、歩きやすいハイキングコース。木漏れ日の中、楽しく会話しながら山道を歩いていると、後ろから「自転車が来まーす」との声が。
えっ、自転車!?　
……あぁ、最近話題のマウンテンバイカーですね。登山者が少なく傾斜もゆるいこの道は、自転車のトレーニングに打ってつけなのでしょう。
山頂直下の長い階段を昇りつめて、日の出山の山頂に到着。山頂にはいわくありげな石垣があり、「もしや山城!?」と盛り上がったのですが、元・文化部記者でヤマ屋の友人いわく「石垣自体は戦後にできたものではないか」とのこと。

山頂からの眺望は、まさに360度の絶景。南には大山と丹沢山塊が美しいシルエットを描き、西には“神坐（いま）す山”御岳山と奥の院、大岳山が稜線を連ねています。そして東には、関東平野の一大パノラマが。これだけの展望があれば、さぞ壮麗なご来光が望めることでしょう。
山頂直下にある東雲山荘は、「年間予約開始と同時に、1年の予約が埋まってしまうんですって」と、畠山さん。東雲山荘に泊まってご来光を見る――また、新たな宿題ができてしまいました。

山頂で、おもむろにホットサンドメーカーを取り出したのは、菊池さん。ランチタイムが50分と聞いて、「今日がチャンス」とばかりに、ザックに忍ばせてきたのだとか。悪戦苦闘の末、こんがりと美味しそうなホットサンドを焼き上げることに成功。素敵な山ランチを楽しむことができたようです。

日向山を出発して、霊峰・御岳山へ。武蔵御嶽神社に参拝した後、宿坊集落を抜けて、御岳ビジターセンターで先発組と合流しました。
下山路には落ち葉が堆積し、やや緊張を強いられましたが、黄色く紅葉したコアジサイの群生が目を楽しませてくれました。途中、松澤さんのザックのショルダーが切れるハプニングもありましたが、お試し山行の三谷さんが、すかさず結束バンドをご提供。比留間さんが手際よく修復して下さり、チームワークでトラブルを乗り切ることができました。

古里駅で宿泊組は日帰り組と別れ、民宿『鉢の木』に宿泊。バーベキュー後の二次会でも山談義は尽きることなく、奥多摩の夜は和やかに更けていきました。