・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

谷川岳~白毛門

2018/11/03(土)〜11/04(日)
報告者
三浦
山域
上信越
ジャンル
テント泊縦走
天候
3日:晴、4日:晴
行程

3日(土):調布IC4:30~水上IC6:45~土合橋P7:05(ロープウェイ)~天神平7:30/7:40~熊穴沢避難小屋8:10~肩の小屋9:05/9:10~トマノ耳9:25~オキノ耳9:45~一ノ倉岳10:50~茂倉岳11:15~武能岳14:50/13:00~蓮ヒュッテ13:35/13:40~七ツ小屋山14:30~清水峠15:30(テント泊)

4日(日):清水峠4:45~ジャンクションピーク6:55~朝日岳7:15/7:20~笠ヶ岳8:40~白毛門9:45~松ノ木沢ノ頭10:25/10:35~土合橋P12:15

報告

今回、冬山縦走に向けてテント泊縦走をしたく、思い立った所が谷川岳馬蹄形縦走である。今の時期雪が有るか無いかの境い目。安全性を考え軽アイゼンを用意する。

3日(土):土合からロープウェイに乗る。天神平から見上げる谷川岳はうっすら雪景色。
登山道は木道や木の根っこ段差もあり、濡れている木道はかえって歩きづらい。熊穴沢小屋からは勾配が急になり岩場も出てくる。
肩の小屋辺りから雪が出始める。ここまで一気に登りつめたので汗だく。水分補給する。トマノ耳まであと一息!!
頂上では5~6人の人。写真を撮り終え、次はオキノ耳。岩場を一旦下るが氷っていてガチガチ。途中アイゼンを装着しオキノ耳へ。ここも10人程の人がいた。
ここからが本番と言った所だろう。先を見ると茂倉岳までの稜線にはしっかり雪が着いている。岩と雪のミックスは気を使う。一ノ倉岳と茂倉岳の稜線は雪が多く歩きやすかった。(谷川岳まで物足りない人はここまで足を伸ばし、ピストンする人が何人かいた。)
茂倉岳でアイゼンを外し少々休憩。茂倉岳を過ぎると今度は一気に400㍍下り、150㍍登り返し武能岳へ着く。結構半端ない。
ここから先は姿を変え秋山が続く。だが、山道は雪解け水で足場が悪くドロドロで微妙…。だが、景色は最高!!稜線を見ながら歩くのは気持ちが良い。蓬ヒュッテで一息。再びアップダウンを繰り返し、清水峠の小屋が見えホッとする。だがここからが泥沼状の急坂。悪戦苦闘しながらやっとテント場へ到着。
早速持ってきた缶酎ハイ500缶を雪に埋め、テント設営、水場で水を汲みに行き、宴会が始まる。缶酎ハイイッキ飲み。その後は900ミリリットルのお酒を熱燗にして頂く。お酒が無くなって就寝となる。

4日(日):3時起床、4:45出発。気温6.9℃風があり寒い。清水峠からジャンクションピークまで標高差500㍍稜線上だが結構な登り。途中から雪が出始める。細いトラバース状の所もありアイゼン装着。北向なのか、ガッツリ雪山状態。ジャンクションピークからは平坦な山道を気持ちよく歩く。(私が四季に入会し2年目雪山を初めて直ぐに白毛門~巻機山の縦走に行った時の事を思い出す。)途中でアイゼンを外す。
朝日岳で今まで歩いてきた稜線、これから行く笠ヶ岳等、じっくり目に焼き付けながら一息着く。ここで土合から登ってきたトレランにすれ違う。短パンに半袖Tシャツ姿…。ありえない。気温6℃
朝日岳から大烏帽子、小烏帽子と呼ばれるピークを始め、いくつかのピークを越えて笠ヶ岳へ到着。そこからもアップダウンでやっと白毛門へ到着。ここから一気に1000㍍近く下る。頂上直下は岩場、鎖場も多く、そこからは段差があったり木の根っこが多く歩きづらい山道が続いた。土合橋付近まで下山すると周りの木々が色づき紅葉で癒されながら下山する。

今回の山行は、谷川岳からの稜線上をぐるりと周遊するコースで晴天に恵まれたと言う事もあり、これから歩くコースや歩いてきたコースを見渡せるので、達成感や充実感が半端ない。稜線上だからと言って侮れず、これでもか~!と言わんばかりのアップダウンの多さには驚いた。又、雪とのミックスで、足場が悪く苦戦した。だが、雪山縦走に向けて良いトレーニングになった。

気が付いたこと。
①この時期、雪がありそうな場所はアイゼン必須は勿論、スパッツも忘れずに。(山道は雪と泥濘状態なので、ズボンの裾が汚れる為)
②エスパース、マキシムXは、オールシーズンとあるが、0℃位の所でも寒くて暖をとっても温まらなかった。

天神平。谷川岳頂上はうっすら雪景色。
トマノ耳、オキノ耳を振り返る。
岩と雪のミックス。
のぞき。衝立岩が見えます。一ノ倉沢で遭難者が多発。多くのロッククライマー達が散っていった場所。
一ノ倉岳避難小屋。(谷川岳で遭難者の悲劇が繰り返さぬ事を祈って建てられた場所)
一ノ倉岳
茂倉岳へ向かいます。
茂倉岳頂上。
茂倉岳からガッツリ下ります。
これから向かう武能岳。
武能岳頂上。
画面左尖っている山、大源太山。中央下蓮ヒュッテ。右高い山七ツ小屋山。
蓮ヒュッテ。
七ツ小屋山頂上。
大源太山。大分形が変わって見えます。
清水峠の送電線監視所。足下グチャグチャドロドロ。滑ります。あそこまでが遠かった。