・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

那須二岐山と甲子山~旭岳(赤崩山)  (作成中)

2018/10/07(日)〜10/08(月)
報告者
河村
山域
那須
ジャンル
ハイキング
天候
曇り~一時晴れ
行程

10月7日(日)
稲田堤4:00⇒府中スマートIC⇒二岐温泉⇒御鍋神社P 8:20二岐山登山口…9:10ブナ平…10:00西岳(男岳)…10:30/10:45東岳(女岳)…11:00西岳…11:45ブナ平…12:40二岐山登山口 塔のへつり観光・日帰り温泉後、道の駅下郷にて夕食、テント泊。

10月8日(月)
甲子登山口5:30…7:20甲子山…8:00新道分岐…9:00/9:20旭岳…10:10新道分岐…10:45甲子山…12:30甲子登山口 日帰り温泉~帰京

報告

10月7日 
台風25号の影響で、山域変更を余儀なくされ、ひねり出した那須二岐山と旭岳。2日間の好天を期待して4時に出発したものの、空に広がる恐ろしいばかりの黒雲に不安が募る。
未舗装の林道の先の二岐山登山口。ブナの大木が鬱蒼と茂る中、いきなりの急登。台風の吹き返しか?上空は、ゴーゴーと強風が吹き荒れているようだが、登山道は、全く影響なし。倒木に、びっしりとツキヨタケ(毒)。そして食べられるブナハリダケをY氏発見!手際よく採取。ブナ林の続く登山道に一同、キノコ山行の様相を呈してきた。笹薮とシャクナゲの急登を抜けると西岳の山頂に到着。やはりガスで視界はなし。赤く色づくサラサドウダンに癒される。展望のない東岳へは、躊躇したものの、リーダーMさんの一声で行くことに。鞍部への長い下り、登り返しはあるものの、紅葉の中を歩くのは、楽しい。西岳の山頂に戻ると、10人以上の登山客。二岐山が人気の山であることに驚く。帰る道すがら、新たにナラタケ、ナメタケ、ムキタケを発見。今日は、展望がなかったものの、急登を忘れる紅葉と、Y氏の指導によるキノコ狩りを楽しんだ山行になった。下山後、塔のへつりを観光、日帰り温泉、道の駅下郷にて、夕食をとり、明日の晴れを願いながらテントで就寝。

10月8日
甲子温泉の温泉宿「大黒屋」に車を駐車して、宿の裏にある登山口へ。内風呂も沢沿いにある露天風呂も趣きがあって、いいよ~とS氏、H氏、A氏。三人のお墨付き!!に下山後の温泉を楽しみに登山開始。温泉神社を過ぎると「四十八曲り」。ジグザグとひたすら登るが、秋色もどんどん深まってくる。大白森山への分岐を左に進みひと登りで甲子山頂。陽が差してきて、昨日登った二岐山の姿を初めて見る。ただ、今日の目的地「旭岳」中腹から上には、またもやガスが…山頂への道は、かつての地図には、旧道として記載は、あったが最新版には、点線すらない。ただ、ヤマレコ等に山行記録はあり、物好き?バリ好き?が行きたくなる山らしい。(M氏、A氏談)ガスのかかり具合から途中敗退も念頭に入れつつ、新道分岐まで紅葉を眺めながらを下る。分岐には、「旧道通行不能」の看板。ただ新しいはっきりとした踏み跡があるので、迷わず旧道を進む。水吞場には「旭岳への登山道は、ありません。」の看板。誰も躊躇せずに進む。足がかりの少ない、滑る急登が始まる。長いロープに何回も助けられながら進み、鬱蒼と茂った笹薮とシャクナゲをかき分けると、旭岳山頂!山頂への道はあった!!その後、物好き登山者が続く。山頂から坊主沼避難小屋方面へは踏み跡が、数mしかなく、来た道を戻ることに。慎重に、確実にロープを手繰りながら下る。ガスが晴れてきて、日が差すようになると、二岐山、大白森山の裾野に広がる色とりどりの紅葉が一層鮮やかに!二岐山の先には、会津の町、猪苗代湖、連なる風力発電の風車。振り返ると、キリリとそびえ立つ旭岳!やはり天気はいい!!途中山頂を巻いて坊主沼避難小屋に向かう旧道を探したが、見つからなかったので、崩落でなくなったのは、確かなようだ。そして最後にH氏チャナメツムタケを発見。今回一番美味しいキノコだよ!と笑顔のY氏。最後の最後まで、予想以上の紅葉ときのこ狩りを十二分に楽しめた山行であった。

台風に翻弄され、朝日連峰縦走から急遽計画を練り直して、今回の山行を考え実施してくださったMリーダー、そして皆さま本当にありがとうございました。