・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

谷川岳馬蹄形縦走(右回り)

2018/10/13(土)〜10/14(日)
報告者
坪田
山域
上信越
ジャンル
ハイキング
天候
曇り時々晴れ
行程

【1日目】
天神平(09:00)・・・分岐(09:15)・・・熊穴沢避難小屋(09:45)・・・谷川岳肩ノ小屋(11:15)・・・トマの耳(11:25)・・・オキの耳(11:55)・・・一ノ倉岳(12:45)・・・茂倉岳(13:15)・・・武能岳(15:05)・・・蓬ヒュッテ(15:45)

【2日目】
蓬ヒュッテ(05:30)・・・分岐(05:40)・・・七ツ小屋山(06:40)・・・清水峠(07:50)・・・ジャンクションピーク(10:00)・・・朝日岳(10:55)・・・笠ヶ岳(12:00)・・・白毛門(12:55)・・・松ノ木沢ノ頭(13:45)・・・白毛門P(15:30)

報告

谷川岳馬蹄形縦走はソロテント山行として昨年に計画しましたが天候不順のため中止となりました。そのためリベンジ山行です。メンバーだったYさんが不参加となったため、最強女子の1人といっても過言ではないKさんが加わり、4名となりました。

調布をAM5:00に出発し白毛門Pに8:00到着。予定通りです。
天神平まではロープウェイで約500M高度を上げます。(何とありがたいことか)
天神平から谷川岳山頂のオキの耳までは秋の行楽シーズンでバスツアーのハイカーで写真の通り常に前に人がいる状況でした。

天神平まではコースタイムよりも30分早かったのですが、ここで思ったりより時間を取り、ほぼコースタイム通りになりました。谷川岳山頂を抜けると急に人がいなくなり、ここからが本番です。右眼下に一ノ倉沢を見ながら谷川縦走の迫力ある稜線を歩きが楽しめました。

初日は順調に一ノ倉岳→茂倉岳と進みましたが、なぜかコースをそれて茂倉岳避難小屋に下りてしまいました。(ここで約25分のロス)途中右に小屋が見えて何の疑いもなく小屋に向かってしまいました。人は小屋が見えると何の気なしに向かってしまう習性があるのでしょうか。注意が必要ですね。

そんなこともありながら16:00過ぎに本日テン泊予定の蓬峠に到着しました。丁度ロスタイム分予定より時間を超えての到着です。
テン場はガスで真っ白で写真のような状態です。遅めの到着となったためかテントを張る場所がない状態でした。スペースを取れそうな場所は連日の雨も影響してか、湿った状態でテントを張るには嫌な感じです。結局ソロテント企画が幸いしてか、僅かなスペースを強引に確保し、メンバーがばらばらに何とかテントを張ることが出来ました。(大きなテントだったら厳しかったでしょう)

夕食はそれぞれ用意してきた物をテントで別々に食べました。ちなみに私は棒ラーメン2食分に秋刀魚の缶詰をぶち込んで分葱を刻んできたのと食べるラー油たっぷり入れました。身体が温まって、なかなかでした。その後はKさんのテントに4人が入って宴会を行いました。(オニドーム2人は結構広かったです)

翌日は5:30発です。朝は雨降りの可能性が高いため、テントの撤収を考慮し4:00起床としました。夜間風が強く、どうなることかと思いましたが雨は降っておらず、撤収は順調でした。3:00位から出発の準備をする人が多かったのですが外は真っ暗、ガスで視界が悪く、ヘッドライトがあってもほとんど見えません。4:00頃出発は危険に思えました。5:30になると外はガスで真っ白ですがうっすら明るくなってきました。Mさんの言う通り出発するにはちょうど良い時間です。出発前のテン場の様子は写真の通りです。

七ツ小屋山~清水峠まではガスの中、風が強い中、小さな登り下りをひたすら歩きます。清水峠の白崩小屋は三角屋根の立派な小屋でした。ただの手前の立派な小屋はJR東日本管理で鍵がしまっていて一般の人は入れません。直ぐ先の小さな小屋が一般の避難小屋です。ちょっと残念な感じでした。

このあたりで報告者の私の左足指の付け根の痛みが強くなり、皆さんに少しずつ荷物を持ってもらうことになりました。やせ我慢が隠せなくなっていたようです。特に最強女子のKさんには水分を含んでテントとフライシートを持っていただきました。(皆さんには本当に感謝しかありません)

これからが本日のピークである朝日岳まで約2時間半、高度約500mの登りです。ジャンクションピークに到達するあたりでガスを抜けて急に視界が開けてきました。右手には昨日歩いてきた谷川岳・一ノ倉岳(写真あり)、左には越後駒・至仏山など新潟や群馬県の山域が見渡せます。湿原の中の木道を抜けて朝日岳山頂に到着です。朝日岳山頂はHさん、Kさんが両手を広げたこんな感じです。(朝日岳の周辺はきれいな緑の笹が気持ちよかったです)

ここから笠ヶ岳、白毛門、土合までの下りは長く、痛みのため、皆さんに30分ごとの休憩をお願いして何とかしのぎました。尚、下りは雨や台風で道も荒れていてパンツの裾が泥だらけになり、とても滑りやすかったです。スパッツをつけた方が良かったでしょう。

白毛門からの下山道はもう少し早い時期に来れば美しい紅葉が見れただろう場所がたくさんありました。(写真の通り)しかし途中で出会った写真家?の男性は「もうここ何年かきれいな紅葉はみれないんだよ」と話していました。気候変動が影響しているのでしょうか。

今回は皆さんの協力により計画通りに遂行できました。本当にありがとうございました。それにしても、ソロテント企画なかなか良かったですね。ソロ山行とグループ山行の間といった面白さがあります。来年も是非企画しましょう。次回までには足を治しておきますのでよろしくお願いします。

白毛門Pを出発します
渋滞です
谷川岳肩の小屋
谷川岳を振り返って
一ノ倉沢見下ろして(足が竦みます)
定員3名の避難小屋
この時は道を誤ったことに気づいてません
到着時のテン場
テントをしまって蓬峠を出発します
この小屋入れません
ガスを抜けて急に視界が開けました
朝日岳にむって湿原を歩きます
朝日岳山頂
もう少し早ければ赤や黄色が美しかった?
お疲れさまでした