・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

ツークシュピッツェ(南ドイツ)①1日目

2018/08/21(火)〜08/22(水)
報告者
北村
山域
南ドイツ
ジャンル
海外トレッキング
天候
晴天
行程

8月21日(火)  エールヴァルト(オーストリア) 5:00…<14Km / 登り 2,260m / Route : Ehrwalder Alp and Gatterl >
15:00ツークシュピッツェ (Munchner Haus小屋泊)
8月22日(水)  Munchner Haus小屋泊 7:30<20.5Km / descent 2,300m / Route : Reintal(Rein Vally)> ⇒ 15:00ガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅

報告

ドイツの最高峰「ツークシュピッツェ山」に登ってきました。

【1日目】ホテルから登山口まで3km弱あったため、ホテルを4時過ぎに出発。行動食は多めに持っていたが、こちらではスーパーマーケットが
日本のように長時間営業していない事をうっかり忘れ、朝食を買いそびれてしまう。。。が、登山口まで暗い中歩いていると、ある建物から明かりが漏れていて、パンの出荷の準備でパンの仕分けをしている所に遭遇!図々しく、そのパンを購入したいとお願いしたところ、快く50/個で売ってもらえ、運よく朝食にありつけ、焼きたてのパンをかじりつつ、登山口に向う。
登山口があるスキー場のゴンドラ乗り場周辺に到着したが、エリアが広く、まだ暗かったこともあり登山口がどこなのか分からない・・・しかも周囲に誰一人いない・・・汗
少し探してみようと思った矢先、バイク1台が駐車場に止まった。これを逃してはと思い、慌てて駆け寄り、暗闇の中「Entschuldigung(すみません)」と声をかけると、どうやら現地のライマーさん。地図を見せて、ここからツークシュピッツェ登りたいが、登山口が分からないと伝えると、「この先を20mぐらい行った左側にあるよ」と教えてもらえ、無事登山口発見、ほぼ予定通り5時から登山開始。
初めは歩きやすい林道をひたすら登り、ちょうど1時間ほどで、1つ目の小屋がある地点に到着。
ここで初めて登山者に遭遇。話しかけてみると、ソロでツークシュピッツェに登るとの事だったのでここから一緒に登ることに。
彼はドイツ人で登山は2年ぶり、お互い拙い英語でコミュニケーションを取りながら、楽しく2人の登山開始。
お互い写真を撮ることが好きな共通点があり、少し歩いては写真タイム、少し歩いては写真タイムでペースはゆっくり目。
いよいよ山頂にあるゴンドラ乗り場や展望台が見え、あともう少しと思った矢先、なんと表示はここから1時間半!!
ここからはかなりの急登で、ガレていて、とても歩きづらく、標高も上がってきたため、息も切れ気味。
「山頂で美味しいビールが待っている!」という気持ちだけで、ひたすら登る。そして、ほぼコースタイム通りで、無事到着。
山頂には麓からゴンドラで上がれてしまうため、ゴンドラで来ている人でごった返していた。展望台に着いたものの、本当の山頂はここでなく、この展望台からもう少し岩場を登る。かなり渋滞していて、日本でいうと槍の山頂に登るような感じ。そして遂に、本当の山頂に到着!!!
写真も撮って、やっと待ち望んでいたビールタイム。するとある人から声を掛けられる。なんと早朝、登山口を教えてくれたドイツ人で、「無事、到着したんだね!」と笑顔で握手を交わす。思い掛けない再会はなんだかとても嬉しい気分。
山頂まで一緒に登ってきたドイツ人の戦友さんは、ここからゴンドラで下山の為、お別れし、私は山小屋にチェックイン。
小屋スタッフも英語が多少話せる方で、あまり困ることもなく無事、初海外小屋泊を楽しんだ。

登山開始1時間ほどで明るくなり、山がピンク色に染まりだしました。
ルートのペイントマーク。一緒に写っているいるのはご一緒したフローリアンさん。
ルートサイン
偶然、マーモットを見かけました!
かなり景色が変わってきました。
標高2,500mにある山小屋
2,500mぐらいから緑はなくなり岩だけの世界
急登でガレていて、かなり登りづらい
山頂まであとわずかの登り
オーストリア側とドイツ側の境表示
ついに山頂!
山頂からの展望台。
山頂で遅めのランチ
ツークシュピッツェマークのビール
山頂の山小屋
牛や羊が放牧されていた。羊の背中がかわいい