・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

奥秩父・ナメラ沢

2018/08/18(土)
報告者
中島
山域
奥秩父・西沢渓谷周辺
ジャンル
沢歩き
天候
晴れ(朝の温度10℃)
行程

7:00雁坂トンネル入り口駐車場~7:40入渓~ナメラ沢~2000m近辺で青笹尾根へ~11:30同尾根を下降~14:20駐車場

報告

西沢渓谷近辺には沢歩き/沢登りできる沢が10以上あるそうですが、その中で、最も易しい沢とリーダがいうナメラ沢。
経験豊富なリーダに誘われて、私ら初心者2名が参加して指導を受けました。
まずは入渓点の位置。
ヤマレコでほとんどのパーティが入渓している沓切沢橋ではありません。
橋を通り越して、峠沢出合いの上流側から下降してナメラ沢方向に移りました。
そのほうがスムーズにナメラ沢に到達できる。

この沢で滝らしいのは最初の5m滝と次の20m大ナメ滝です。
あとはナメとゴロが交互に出てくる
5m滝は水量が少なければ正面水流の右側が登れそうですが、水量が多くて無理。右の岩壁をよじ登りました。
次の20m大ナメ滝は一見簡単そうに見えますが、滝の途中がぬめっていて途中で立ち往生するとのこと。
注意が必要です。右側を登りました。

私と同じ初心者のH氏は、今回が全く初めてといいながらも、クライミングの経験が役に立って危なげなく岩部を登っていきます。
ナメラ沢の前半は、広く明るい沢の風景が美しい。

後半になるに従い傾斜がきつくなり、次第に荒々しくなってきます。
しかし、岩場がちょうど登りやすいサイズで楽しめました。

ナメラ沢から左側の青笹尾根に登る詰め地点は明るく開け、左側に笹の斜面がありますので比較的はっきりわかります。
斜面は青笹が生えているので滑りやすいですが、地面はしっかりしています。
軍手で青笹を掴みながら上がれば楽勝。傾斜もそれほどきつくありません。

しかして、2052mピーク到着。

青笹尾根の下降では、踏み跡も薄く、途切れ気味になります。
コンパスと地図を見比べ、かつ尾根を外さないように歩きます。
私は踏み跡をたどっているつもりでしたが、なぜか右側に逸れがちで、
「磁力に惹きつけられているんじゃない」などと軽口を叩かれておりました。
「笹につけられた僅かな踏み跡は、近くからでは判別しにくいので、前方遠くを見ることによって判別するのが良い」とのご教授をいただきました。

ヤマレコでは、青笹尾根の途中から右側の沢に下って横切り、雁坂トンネル料金所の駐車場へ下山するルートが掲載されております。
私どもは沢で再び濡れるのを避けるために、青笹尾根を真南に下って鶏冠山大橋の西側に下りました。
それから大橋を歩いてわたって駐車場に向かう。
これはリーダーの慧眼です。

森林が10m幅程度に切り開かれた防火帯が延々と下山方向に続いており、それに沿っていくと迷うことなく降りられます。
ただし、その下りの長いこと。
いくら下っても同じ風景が広がり飽きてくる。
途中で見晴らしの良い木陰に座って休みました。
涼しい風が吹き抜け、目の前に広がるスキー場のような緩やかな傾斜面。
ビールでも飲んでゆっくりしたい。

しばらく3人でのんびり座っておりましたが、さすがに歩かないと駐車場に戻れない。
立ち上がって、また同じ景色の続く防火帯を下り始めます。

今回の沢歩きは、ヤマレコなどに掲載されているルートを使ったものではなく、リーダーが事前に見直して計画したとのこと。
経験豊かなリーダに教えて頂き、大変ありがたく感謝しております。

ナメラ沢へ
入渓準備です
遡上開始
ナメラ沢で唯一滝らしい5m滝
滝をよじ登ります
次は・・・
すばらしいナメ、絵はがきのよう
初心者二人後を追います
ナメを這い上がる
この水しぶきがたまらない。
明るくさわやかな沢
まだ続きます
夏の沢--天国!!
少し岩場も
Hさん、沢にハマリました。
余裕のリーダ