・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

立山(雄山、別山)

2018/08/08(水)〜08/09(木)
報告者
松本恒史郎
山域
立山
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ(富山市内は雨、太平洋側は台風)
行程

8/7新宿(毎日アルペン号)→室堂
8/8室堂→浄土山→一の越山荘→雄山→大汝山→富士の折立→真砂岳→内蔵助山荘泊
8/9内蔵助山荘→別山往復→富士の折立鞍部→ボッカ道→室堂

報告

太平洋側、銚子沖でターンした台風13号の進路では、
立山にはまったく影響なく、両日とも晴れでした。
7日発表の高層天気図では8日は晴れ、
9日は午後から高湿度の空気が流れてくる予報でしたが、
夜になっても天の川が見える天気でした。
8/7室堂行きの毎日アルペン号はキャンセル続出で乗客は半分以下、
一人2席以上が確保できて、とても快適でした。
8/8の早朝、富山市内では小雨まじりの曇りでしたが、
山道の高度が上がると雲上に出て快晴、
風も心地よい程度で良い天気となっていました。
ターミナルでは山の日イベントテントがたくさん出て、
お祭りのような雰囲気です。
浄土山方面からは爆裂火口と五色が原、
その奥に黒部五郎、笠ヶ岳、白山がきれいに見えました。
浄土山の富山大学気象施設は綺麗に建て直されていました。
雄山の登りには小学生団体が大勢で張り付いていました。
富山では学校登山で県内の小学生が雄山に登るそうで、
数年前の転落死亡事故以来、
子供は全員ヘルメット被り、引率者を増やしているそうです。
富山県では来年度から雄山にコンクリ階段を設置するので、
今年が最後の修験者登山道となります。
雄山頂上には雲が通過しながらも合間に景色を楽しみました。
最高点の大汝山、富士の折立を通過し、内蔵助小屋泊。
みんなで外テーブルで飲んでいると、
小屋の庭先には雷鳥がウロウロと走っていました、
近くの茂みに巣があるそうです。
8/9小屋を出て別山まで往復して、
剱岳の展望を楽しんだ後、内蔵助方面に戻り、
小屋関係者の案内で富士の折立と真砂岳の鞍部から、
直接室堂に行けるボッカ道を下りました。
ザレザレですべての石が浮石の不安定な登山道で、
内蔵助小屋の従業員ぐらいしか通らない道です。
毎年の雪崩で石が動くので整備されていませんが、
登りがないので内蔵助~室堂間の移動は早いです。
昼過ぎには室堂についてホテルでビール飲んで、
みくりが池温泉泊、安くて良い宿です。
8/10立山駅に下りて芦峅寺の立山博物館を見学し、
立山信仰、曼荼羅の映画を見て、剱沢の文蔵の墓参り。
夜は居酒屋で地魚を堪能し富山泊。
8/11最終日は元会員の日高邸に行って新築した蘭温室を見学し、
昼は庄川の天然鮎御膳、路面電車で岩瀬観光し、
北前船回船問屋で有名な町並みや運河を見て新幹線で帰りました。
富山駅南口すぐのロータリーにある「さかな屋撰鮮」は最高です。
食堂+魚屋でパック販売の寿司や刺身をイートインできます。
富山に行ったら寄ってください。

太平洋側の台風13号は富山側にはまったく影響ありませんでした
駅を出たらこの景色
室堂小屋前から浄土山へ
薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳
浄土山の富山大施設
雄山山頂
内蔵助小屋
内蔵助氷河
大日岳
剱岳
ボッカ道
ボッカ道はガレ場を下るので落石危険
夕焼け映る鏡みくりが池
天の川
ボロボロの有峰口駅、特急止まります
日高邸は蘭の温室を新築しました