・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

雲取山

2018/08/04(土)
報告者
中島
山域
雲取山
ジャンル
ハイキング
天候
猛暑日
行程

奥多摩駅7:27(バス)…7:54東日原8:00 …日原林道/富田新道入り口10:00 …野陣尾根 …13:20雲取山14:20…15:30七ツ石山…17:50鴨沢18:38(バス)…19:14 奥多摩駅

報告

こんな猛暑日は高い山に行くに限ると、雲取山にやってきました。
最初の計画では鷹ノ巣山経由で登る予定が、稲村岩の勇姿を写真に撮っているうちに鷹ノ巣山に入る登山道入り口を通り越してしまいました。
一瞬、さあ戻ろうかと思ったのですが、地図を見ていると未だ通ったことのない道がこの先にある。
鷹ノ巣には昔行ったし、今日は新しい道を登ろう、といつものアバウトな性格がでて、そのまま林道を歩いていきます。この林道は長かった。2時間歩いてやっと富田新道入り口と書かれた登山口へ。登山口というよりも入渓点といったほうが正しいのかも。登る山は、谷を挟んで向こう側の壁。せっかく林道を登ってきたのですが、富田新道入り口から谷に下ります。かなりの水量が流れる沢。どうやって渡るのか不安になってきたところに、スチール製の小橋が沢にかかっていました。それを渡って、登り始めます。沢登りの詰めと同程度の急坂ですが、トラバースする踏み跡がしっかりついており、山肌ももろくない、しっかりした登山道でした。そこから野陣尾根に到達するまでの急登では水1リットルを消費しながら体力勝負の登攀。それさえ登りきれば、野陣尾根自体は比較的なだらかで、柔らかな土の上を歩く、木陰の中を涼しい風が時々流れてくる快適なハイキングが楽しめます。なのに、この尾根では誰とも会わない。石尾根とのジャンクションに出るまで、一人も会いませんでした。こんなに快適なハイキングが楽しめる尾根なのにもったいないなと思いながらも、沢からの急登を考えると人気がないのもしょうがありません。(下りは迷いやすくもっと大変だと思います。)
ところが、石尾根に出た途端、トレランの一群が走っているわ、登山者が次から次へやってくるわで、大変な盛況ぶり。
石尾根縦走路はトレランのトレーニングコースになってるんですね。
野陣尾根と違って、石尾根は直射日光の中、ジリジリと照らされながら石ころ道を歩かなければなりません。
小雲取山から雲取山へさっさと歩いて、雲取山避難小屋の日陰の縁側で休憩。温度計が壁にかかっていたので見てみると26℃。体感温度はもっと高いのだけど、日陰は意外に涼しいのかも。
トンボが風に乗って気持ちよさそうに舞っているのを見ながら、涼しい縁側で休憩。今日のお昼は冷やし中華です。酢と和からしが効いた醤油で塩分も補給します。
雲取避難小屋の縁側からは雲取山頂上に続く広い道と、頂上を目指して登ってくる人たちも見えます。本当にのんびりと時間を過ごすには良いところ。
鴨沢のバスは18:38までないので、のんびりと休憩。その後も時間があるので七ツ石山へ登ってみると、その頂上の標識の立派なこと。雲取山は棒杭に雲取山と掘ってあるシンプルな標識ですが、七ツ石山は大きな磨かれた花崗岩に七ツ石山と掘られている。七ツ石山の伝説に基づくものなのか、神社の関係なのか、あまり好きではありません。
水2リットルを完飲した暑い山行でしたが、大変満足しました。
(でも、野陣尾根は今回行ったから、もう十分かな。)

稲村岩の写真を撮っていて鷹ノ巣山への登山道を見落としてしまいました。
富田新道の谷底の沢をまたいで小橋がありました
雲取山山頂から見た石尾根縦走路
温度計の温度は26度でした
石尾根を登ってくる人々
6_花(キスゲ?)の群生
七ツ石山の立派な標識
鴨沢へ下山途中の花