・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

鳥甲山

2018/06/03(日)
報告者
三浦
山域
上信越高原
ジャンル
岩稜ハイキング
天候
晴れ
行程

2日:ムジナ登山口泊
3日:ムジナ登山口4:15~水場4:27~小水の頭5:25~白くらの頭6:45~鳥甲山山頂8:00/8:15~赤くらの頭8:45~屋敷山鞍部9:45~屋敷山登山口11:00

報告

2015年10月の会山行で予定していた鳥甲山。岩場や鎖場が多く、行程時間も長いと言うこともあり隣の山“岩菅山”となる。
この時、栃川高原キャンプ場の宿泊場所から見事な鳥甲山の全容が一望でき、いつか機会があったら登ってみたいと思っていた。
今回6月に山開きになったという事で計画をたてていただいた。

前日、栃川キャンプ場に泊まる予定であったがその前に登山口を見てみようと行った所、なかなか良い駐車場ではないか。近くには水場もある…。
ここでテント泊しようと思い立つ。
早速、水場を確認後明日に備え、焼き肉をつまみに宴会が始まる。
A氏は焚き火が趣味との事。辺りは少し寒くなってきたので枯れ木を集め焚き火を楽しみながらの宴会。
しばらくすると、地元の人らしき方が近寄ってきた。“ここは熊が出るから気をつけて…。”との事。テント泊を諦め、車中泊となる。不安な夜を過ごす。

翌朝早めに起床。空も白々明るくなってきた。4時15分出発。水場で水を汲む。
ここから急登が始まる。ガツガツ登ること1時間。小水の頭の先の岩場には梯子や鎖が設置していた。梯子は斜めっていて何となく危なっかしい。梯子を使わない他のルートを探して登る。足場も階段状になっていて、見た目より簡単に登れる。
白くらの頭を過ぎ、そこから30分程でカミソリ岩という難所に向かう。右側が切れた細尾根や鎖場、ナイフリッジ等を一歩一歩慎重に足を進める。急登はまだまだ続く。
白砂分岐からはやっとなだらかな道となる。
山頂で昼食をいただく。山頂からは余り展望は望めず、少し下った所から苗場山や佐武流山など一望できた。
鳥甲山から下山は登ってきた山道よりなだらかでとても歩きやすい。展望も良く、途中まではルンルン気分。だが、屋敷山鞍部からは急坂が続く。落葉も多く、その下はぬかるんでいるので滑りやすい。気を使いながらの下山となる。堤防を過ぎしばらくして下山する。
そこから、車道を1時間(約5㎞)歩かなければならない。30分程歩いたが、その先はA氏に空身で車を取りに行ってもらった。

今回の山行は、3年前からの念願が叶いとても楽しみにいていた。当日は申し分のない天候に恵まれた。岩場や鎖場、ナイフリッジ、切れ落ちた稜線など楽しむ事ができた。また、高山植物があちらこちら咲いていて、歩きながらとても癒された。
だが、この日はとても暑く、下山途中頭痛が…。危ないことに熱中症になりかかったようだ。水も大量に持って行ったが、まだ体が暑さに慣れていないようだった。
これからますます暑くなるので、熱中症には気をつけなければいけないと感じた。
今度また機会があったら紅葉の時期に登ってみたい。

ムジナ登山口
水場
急登の足元はお花畑
小水の頭の先。梯子、鎖場
白くらの頭、右奥赤くらの頭
白くらの頭
右側着れ落ちています。
カミソリ岩を振り返る
ナイフリッジ
鳥甲山山頂が見えます
山頂。以外と狭い
これから向かう赤くらの頭
苗場山
佐武流山
右鳥甲山山頂。登ってきた稜線を振り返る
屋敷登山口