伊吹山
滋賀県側登山口6:20~1合目6:45~2合目7:00~3合目7:30/7:50~5合目8:20~避難小屋8:30~8合目9:05~山頂9:30/10:40~5合目11:50~3合目11:45~登山口12:40
のんびり歩いて登り3時間、下り2時間でした。1合目から9合目まで看板がありラップタイムを計ると時間の管理ができます。時間を気にしたのは平日の駅・登山口間のバスダイヤが貧弱だったためです。計画より早めに出発したので途中でも山頂でもゆっくりできました。
登山口で伊吹山歴24回という60半ばのおじさんに出会い、1合目からは初心者の若い山ガールが合流し、4合目付近まで付かず離れず3人で山のおしゃべりしながら登りました。3合目手前から斜度が緩むと道は広葉樹林から草原に飛び出し、山頂を終始遠望できるようになります。背後にはずっと琵琶湖が見えます。そんな展望のきくお花畑の中を道は山頂までジグザグに付けられており、なかなか独特な山歩きが楽しめます。森林限界がとても低いのは、宮之浦岳や至仏山と同様に単独峰かつ地質の影響があるのかも知れません。
二人とも岐阜県の方でした。おじさんによると最近の鹿による花の被害は深刻だそうです。ここ数年で伊吹山も花がずいぶん減ってしまったと嘆いていました。私が表情を曇らせたためか、優しい山ガールがそれでも先々週は5合目付近の黄色いお花畑が素晴らしかったですよと盛り上げてくれました(実際に写真のような風景が)。次回来るときはおじさんから厳冬期を薦められました。空気が澄んで遙か北アルプスまで見えるそうです。当日はいい天気でしたが飛来した黄砂の影響で遠くは霞がかかったようで、比叡山も白山もなんとか見える程度でした。
岩稜歩きもいいけれど原っぱの山を歩くのも楽しいものです。誘い合わせて機会を作ることをオススメします。