・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

丹沢 早戸川瀬戸ノ沢 沢登り

2018/05/27(日)
報告者
中島
山域
丹沢
ジャンル
沢登り
天候
晴れ
行程

南大沢6:00-7:40伝導8:00-(遡行)-13:20太礼ノ頭-14:30本間の頭15:00-16:30本間橋17:00-18:30南大沢

報告

先週と同じルートを通ってやってきました、早戸川。
朝早く、まるで通勤のようです。
丹沢観光センター跡を通り越して、少し奥に駐車して入渓点へ出発。
今回詰める頂は先週登った本間ノ頭の二つ隣の太礼ノ頭。
滝の高さは総じて低めなものの、最終的に登る高度は少し高い。

先週の本間沢と同様に水がきれいで冷たい。
小滝も多く、遡上を飽きさせない。

しかし、そこに落とし穴があった。
滝に寄りかかるように丸太がかかっており、滝を登っていて跨いで越そうとしたら、向こう側はつるつるの岩でホールドがなく、バランスを崩して落下してしまった。
しかし、邪魔をした丸太が運よく滑り台のようになって、下の浅い滝つぼまで滑り降りる形になった。
この滑落(滑り台のようでも滑落)の敗因は、邪魔になる丸太を跨ぐために体が岩から離れて不安定になったこと、
さらに、丸太の向こう側に足場があるだろうと期待して出した足が、期待に反して足場が見つからずに、滑りやすい場所だったこと。
そして、それを事前に確認しなかったこと。
よく反省して、二度と繰り返さないようにしなければ。
まだまだ初心者です。

丸太を滑り落ちた後で、、Oさんから滝の中にホールドがあるから直登すべきとのアドバイスをいただいた。
そのとおりに滝の中を直登したところ、しっかりしたホールドがあり簡単に登れた。
とても同じ場所とは思えない違いに、ルートファインディングの大切さを思い知らされた。

最後の詰めでも一つ教わった。
尾根筋には詰めたが、それが目標点の一つ前の尾根だとわかり、昨年の水ノ木沢の悪夢を思い出した。
もう一回下って、登り直すのだろうか。
しかし、地図読みに熟達したOさんが地図とコンパスをにらんで、一言。
太礼ノ頭に尾根がつながっているので、右に回っていけばよいとのこと。
沢登りは総合力が求められます。

読図のとおり、みごとに太礼ノ頭に到着。
まあしかし、それからの下山道までの長いこと。
今日は、沢歩きとピクニックを同時に楽しめた一日だったかと冗談を言いながら尾根を歩いていく。
ピクニックランチがあると。もっと楽しいのだけれど。
太礼ノ頭から円山木ノ頭、無名ノ頭、本間ノ頭とアップダウンを繰り返し、尾根めぐりをしてから下山道にたどり着く。

さすがに先週来たので、下山道を迷うことはなかった。
問題は最後の沢付近の湿地帯。
蛭が待ってました。
リーダーは3匹、私は1匹に取り付かれました。
しかし、Oさんはゼロ。
Oさんの使った山ビルファイターの忌避効果が絶大なのでしょう。

南大沢を出発したのが午前6:00で帰ってきたのが午後6:30。
毎週、こんなに遊び歩いていて良いのだろうかと、リーダーと共に反省するのであった。

*付記 
○役に立ったこと:K氏GPS、Oの国土地理院の一万分の一地図 
位置と標高と方角の確認が出来た

×反省点:沢の詰め登りでOの体力不足が露呈… 基礎体力と減量が課題