・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

蛭ケ岳-丹沢山-塔ノ岳

2018/04/01(日)
報告者
中島
山域
蛭ケ岳-丹沢山-塔ノ岳
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程

東野BS 7:30-八丁坂ノ頭分岐 9:30-蛭ケ岳 11:10(休憩)-丹沢山 12:38(昼食)-塔ノ岳 14:00(休憩)-大倉BS 16:00

報告

前から登りたかった蛭ケ岳、リーダーの山行計画を見たとたん、飛びついてしまいました。一日で蛭ケ岳、丹沢山、塔ノ岳を回れるとは、なんとすばらしい計画かと。。。

JR橋本駅から三ケ木経由で月夜野行きのバスに乗っていくと、ほとんどの乗客は焼山登山口で降りて東海自然歩道から蛭ケ岳を目指します。私たちは更に東野BSまで行ってショートカットし蛭ケ岳に登ります。しかし、ショートカットするということは、それだけ登り勾配がきつくなるということで、かなりの急坂に体力を消耗します。北側の急坂から登りきって八丁坂ノ頭分岐に出たときには、急に明るく視界が開けほっと一息つきます。富士山も私たちを迎えてくれました。ここから姫次まではほぼ平坦な尾根歩きになります。先週降った雪でしょうか、自然歩道の周りは雪が積もっています。自然歩道はぬかるみ状態になっていて歩きにくい。

自然歩道の平坦な道も終わりを告げて、一度下ってから蛭ケ岳への心臓破りの階段に突入します。次第に重くなる足を一歩一歩次のステップに持ち上げて単調に登っていく階段。延々と頂上まで続きます。登っていくにしたがって、次第に周辺の山々から浮かび上がってくる富士山を見ていると、自分の標高が高くなっているんだと実感できます。

蛭ケ岳頂上は開けていて見晴らしが良い。人がまばらで静かだったのも良かった。富士山の下方周囲に雲が発達してきて、あたかも富士山が空に浮いているように見えます。時間がまだ午前11:10だったので、お昼は丹沢山で食べることにしておやつを食べながら休憩。

蛭ケ岳から丹沢山の稜線はこのハイキング中で最高でした。両側が切り立った崖になった稜線を歩いていくと鎖場となり岩場を登って超えます。更に歩いていって振り返ると聳え立つ蛭ケ岳が山荘とともに視界に飛び込む。崩落跡が山荘の下まで迫っているように見えます。蛭ケ岳には存在感というかオーラを感じ、この稜線を歩いていると自由な感覚と変化に富んだ景色が楽しめます。

丹沢山まで来ると、富士山が春霞みに隠れ始め、私たちのハイキングとともに見えていた富士山が、見えなくなっていました。
頂上が石ころで覆われて荒涼とした蛭ケ岳や塔ノ岳に比べて、丹沢山山頂は木々と笹が生えて、鍋割山と似て柔らかな感じの山です。ここで、昼食。昼寝をしたいなと言いながらも、そそくさと塔ノ岳への出発準備をします。

塔ノ岳への道を歩きながらも、歩いてきた稜線を振り返って、蛭ケ岳から丹沢山、塔ノ岳へと続く尾根を歩いてきたんだと満足感に浸ります。

塔ノ岳頂上はご家族連れでいっぱい、にぎやか。記念写真と下界の写真を撮って(晴れていたので良く見渡せました。)下山開始。下山はまるで転がるように一気に駆け下りてきました。

久しぶりに標準歩行時間10時間50分、実績歩行時間8時間というハイキングを楽しみました。

高速歩行のリーダーについていくのがやっとでしたけれど、私は大満足で、この計画を立ててくれたリーダーに感謝しております。

1_八丁坂の頭分岐から姫次へ平坦な道が続きます
2_蛭ケ岳山頂
3_蛭ケ岳山頂から見た富士山
4_蛭ケ岳から稜線を通って丹沢山に行きます
5_蛭ケ岳は存在感あります
6_丹沢山
7_一端下ってから塔ノ岳への登りが始まります
8_塔ノ岳
9_塔ノ岳から見た市街