日白山
3月17日(土) 調布たづくり前13:30=17:20二居民宿『福田屋』(山田さんは単独で別途参加)
3月18日(日) 福田屋5:50~6:20二居峠~8:05東谷山~9:10日白山10:15~11:25林道~12:10福田屋=帰京
残雪時しか登れない山、展望が良い山、土曜午後発・但し山中泊はパス等々注文を出しまくった結果の日白山。
危険な個所無、積雪は十分、その上に新雪が2~15㎝位。晴天、無風。全行程アイゼン無。
この山は、雪訓や雪洞作りに利用される山とのこと。
残雪時しか登れないと言っても、登山口からトレースはついている。最初の休憩地点、あずまや迄はゆるーく蛇行しながら高度を上げていく。晴天の静かな山を歩くのは気持ち良い。雪の質が変わっていくのを足裏で感じる。雪山を歩いているなと実感することの一つだ。ストックを頼りに上がる箇所が数か所あったが、ストックが刺さる様で刺さらず、横滑りをする。さりとて、ピッケル刺すほどでも無いので、エイッと心の中で小さく呟いて身体を上げる。「体幹鍛えなきゃ」と思う瞬間だ。
うさぎの足跡に導かれるように、立派な雪洞発見!中に入ってみた。想像以上に広く、快適そう。いつか作ってみたい。
東谷山手前あたりで、ベテラン3人の喧々諤々の山座同定が始まった。3人とも意見が微妙に食い違う。
しかし、エースY君が最新ツールを使いこなし、東谷山、日白山の位置を遠慮がちに声にした。そして、それは一発正解。Bravo!!
東谷山から日白山までは、一旦下って登ってを2回繰り返し、下りはトラバースも有り、わずかな距離だったが、L指示で全員ピッケルを出した。
日白山では「THE谷川連峰」を360度1時間以上堪能。勿論、山座同定再燃。
そろそろポツリポツリと来た単独者に大展望を譲りましょ、と下山開始。1584m辺りで突然、リーダーが「ここは木が有りそうに見えるけど無いからね。気をつけてね~」と、姿が見えなくなる。OH!何だ?この急下降尾根は!?!心の準備もアイゼンの準備もできていないぞ!と、思うや否や滑る!ゲェーッ!脇が切れているわけではないが、やはり怖いのだ。今回もLのアイゼン装着許可は下りず、キックステップ大特訓とばかりに下る。踏み抜かないように、滑らないようにと思うほど雪山初心者の身体は強張り冷や汗タラタラ~、先頭との距離が広がっていく。谷筋では、雪が割れて川に足を突っ込まない様、静かに素早く動く。
”山笑う春”を間近に感じながら、膝も大笑いして、林道到着!ふぅ~っ。お疲れ様でした!
※前泊した福田屋は登山口近くの民宿。源泉かけ流し温泉○(下山後の入浴も宿代に含)