小出俣山
3/11(日) 調布4:30~川古温泉7:30…林道終点8:45…オゼノ尾根…小出俣山11:50/13:10…オゼノ尾根…林道終点14:20…川古温泉15:20~帰京
ちょうど1年前、小出俣山(おいでまたやま・おいづまたさん)から阿能川岳山中1泊ラウンド縦走に人の入らないルートで挑戦したが、思ったよりも良くないルートの上、悪天候の為に撤退した。しばらくは行かないつもりだったが、たまたま天気の良い週末のようなので、谷川主稜と俎嵓(まないたぐら)山稜の展望を誇る山頂に、確実なルートに変更して再度挑むことにした。オゼノ尾根からの小出俣山ならば前泊の空身で阿能川岳まで日帰りで周回できるのだが、双方予定が有ったので、リベンジは早朝日帰りで小出俣山オゼノ尾根ピストンにした。
まず川古温泉の駐車場に到着して車の多い事にビックリした。昨年は我々のみだったが、今年は駐車するスペースも無い位だ。こんなマイナーな山になんで?と皆口々にしていた。駐車場から林道を歩き始めてすぐに雪道となり1時間15分、千曲平という少し広がりのある所を過ぎ、尾根の末端近くまで歩くと31の札が木にかかっている。ここから緩やかにオゼノ尾根に取り付く。やはりトレースはある。すぐに急登になり、そのまま尾根を外さずひたすら登り続ける。途中でアイゼンを装着するが、注意する箇所は大岩を右に巻くトラバース位だ。しかし晴れ予報のはずがなんとガスっぽく、目指す山頂も見えないではないか。落胆していると山頂直前で急にガスが切れた。ラッキー!山頂では1時間も晴れるのを待っていた人達が大勢いて、大喜びしている。山座同定が好きなのは私だけではない、地図を広げて展望台と化した山頂で皆満喫している。この山に登るような人はやはり冬季限定ルートを好むようだ。お互いに話もはずんだ。爼嵓から続く谷川連峰を目の前にして、右に先週登頂した谷川岳、左に来週予定の日白山、昨年歩いたルート、歩きたいルートなどを確認しながら360度の眺望を楽しんだ。暖かかったので結局1時間20分も山頂で過ごしてしまった。山頂の延べ人数は10人以上、凄い!下りも軽快に歩けたが、もしガスっていたりトレースが無かったら、迷いそうな広めの尾根、取り違えそうな所もあった。このような山は天候や条件によっては、赤布や竹竿を用意する事も視野に入れなくてはならないと感じた。