稲子湯~天狗岳~ニュウ
20日:稲田堤4:30-須玉IC6:30-ミドリ池入口P7:45/8:05~コマドリ沢9:10~ミドリ池9:35/9:45~中山峠11:10~黒百合平11:15/12:35~東天狗岳13:40/13:50~西天狗岳14:05/14:15~黒百合平15:20(テント泊)
21日:黒百合平6:50~展望台7:05~ニュウ分岐7:25/7:30~ニュウ8:15~白樺尾根分岐8:55~ミドリ池入口P10:55
20日:スノーシューが使える所として北八ヶ岳を選んだ。
道路の積雪が少なかったので、ミドリ池入口の駐車スペースまで車で入れた。登り始めからしばらく氷上の斜面が続いた。徐々に氷から雪に変わり、ミドリ池に着く。天気は快晴で池の奥に天狗岳がよく見えた。ここから緩やかな登り坂で、程なく本沢温泉の分岐を過ぎるとだんだんと斜面の角度が増してくる。ジグザグ登りから、中山峠直下は壁のような雪面を直上する。中山峠に上りつくと人が現れ賑やかな雰囲気だ。黒百合平へ着くと濱邊Pがテントの設営をしていた。我々も急いでテントを張り、ビールを飲んでくつろいでから、先行して天狗岳へ向かった濱邊Pの後を追う。天気も良く、風も穏やかで快適な面持ちで東天狗岳に立つ。時間に余裕があるので、西天狗岳へ向かう。真っ白な斜面を駆け下り、あっという間に西天狗岳に立つ。360度の展望に感動する。東天狗岳の鞍部からトラバースして天狗の奥庭(シリバチ池)コースを黒百合平に向かって下る。夕食は濱邊Pと合同宴会で盛り上がる。
21日:中山峠で日の出を迎える。展望台からは朝日に照らされた天狗岳がよく見えた。少し登るとニュウへの分岐だ。トレースがないので待望のスノーシューを装着する。直前に出発した先行パーティーのトレースを追いながら楽しく雪にまみれた。岩塊が積み重なったニュウからは間近に昨日登った天狗岳、遠方には北アルプスがよく見えた。ここから稲子湯への道が今回のメインルートである。白駒池と稲子湯の分岐からはいよいよ踏み跡がない道だ。それでも薄っすらと雪の下の以前の踏み跡を辿りながら、スノーシューで歩を進める。白樺尾根の分岐を過ぎ、一旦沢筋に入り、そこからシャクナゲ尾根へ上がる。文字通りシャクナゲだらけの尾根で最盛期にはさぞ綺麗だろうと思わせる。このあたりから雪が少なくなり、尾根を外れて下降する所で、アイゼンに履き替える。林道に降り立ち少し進んだ所からミドリ池入口まではほとんど雪がなかった。
トレースのない雪道をスノーシューで歩くことが目的だったので、この時期ほとんど人が入らないニュウから稲子湯までの道を選んだ事で十分楽しむことだできて正解だった。