・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

広沢寺クライミング

2017/12/21(木)
報告者
松木
山域
丹沢
ジャンル
クライミング
天候
晴れ
行程

0630京王稲田堤集合 0930頃クライミング開始 1530頃終了

報告

・プレゼントファイブ5.7
MさんTR、KさんTR その後懸垂下降練習

・一般中央ルート(たぶん)5.8
MさんTR、KさんTR

・クラックルート5.7
2チームに分かれ、50mロープいっぱいで岩の一番上まで。
トップSさんフォローKさん
トップM フォローMさん

皆んながランチを上で食べてる間に、2人でマルチの練習に来ている山やさん風おじさまと話をした。ルートの状況をお聞きしたのだが、その会話がイケていた。

「ジム行ってんの?」
「はい、でも今はひと月に2回くらいしか行けていません」
「ここはピンが遠いからね。ジムみたいに1mおきにあるわけじゃねえからな」
「はい」(?ジムクライマーだと思ったのだろうか?)
「ところでこのルート、この間お聞きしたら10a~bだということですが難しいですか?」
「5.9だね。10なんて言ってる奴ぁおかしいよ」(そうなのか?しかし自信満々だな)
「行くか行かないか迷った時はだなあ…」
「降ります」
「そーだな、ここはそーゆーとこだ」(それは確かだな)

そんなこんなで、おふたりは登り始めた。数分後…
「ラーークッ!」
という声と共にヌンチャクが落ちて来た。
しばらくして降りて来たおじさま曰く

「さっきは落としてごめんなさいね」
「残念ですね、もう使えませんねえ…」
「何言ってんの、オレは使うよ。そんなこと言ってたら使うたびに買い換えなきゃなんねえじゃねえか。だいたい持ち運ぶのにガチャガチャ言わせてんじゃねえの。それだって一緒だろ。」
「はあ…」
「だいたいロープだって硬いほうが使いやすいんだよ。柔らかいほうが良いなんてメーカーに踊らされてるだけさ」
「…」
「オレの何年もの経験値でそうだってことさ」

山にはいろんな人がいるけど、岩場にはさらに上手が居るもんだ。彼のいう通りならガイド本を読んで勉強してるクライマーや、きちんとしたガイドに師事して学んでる人は救われないな、と思った。確かに現実は本の通りには行かない事も多いけど、基本を自分の論理ですり替えてしまってはダメだ。しかし彼が今生きてるという事も確かなわけで、間違ったルールでクライミングを続けても命を落とす確率は案外低いのかもしれない。もしそうだとしても、愚直に基本を積み重ね自分なりの美しい(たまには泥臭い)クライミングを、私は目指したいと思う。