・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

阿弥陀岳

2017/12/10(日)
報告者
山域
八ヶ岳
ジャンル
雪山
天候
快晴
行程

12月9日(土) 西調布16:00=18:30美濃戸口・八ヶ岳山荘。日高さんも同時に到着。
12月10日(日)(快晴) 八ヶ岳山荘5:20~阿弥陀岳登山口5:50~御小屋山7:00~10:43阿弥陀岳11:05~14:23~八ヶ岳山荘

報告

美濃戸口から数センチの積雪があり、今シーズン初めての雪山の足慣らしに丁度良い尾根ルートだった。登山口から不動清水(2300m位)まではなだらかで歩きやすい。その後森林限界に近づく頃から傾斜がきつくなり、風も受けるようになってから周りの景色も開け、ああ、八ヶ岳に来ているんだなと実感する。この辺りでストックからピッケルに変えたが、今回もツボ足歩行の練習。山頂の下には今回の核心部の2か所の岩場があり、それぞれロープが何本かあるので安心感があるが緊張する。冬のロープは滑りやすいので、あまり腕力に頼ってはいけない。少し時間はかかったがそのままツボ足で登頂できた。山頂は人で賑わっていた。快晴、積雪30cm位、それ程風も強くない。360度の眺望をうたっている阿弥陀岳山頂からの景色は申し分ない。日本海まで見えた、つもりだが、はたしていかなるものか。長めの休憩を取り下山開始。下りはアイゼン使用で岩場の下りも楽しい。中央稜分岐でガチャ組みを横目に、こちらは景色を見ながら軽快に下山する。しかし最後の車道が長く感じた。
御小屋尾根ピストンは長いイメージで無積雪時期には考えにくいが、思ったより短く感じ、幾つかある積雪期阿弥陀岳のルートの中では楽なようだ。迷う所も無く、2ヶ所の岩場の通過に注意を払えば、展望も良く楽しめるコースだと思った。ただしこの先厳冬期にロープが埋まる凍結すると、初心者には厳しい通過になるかもしれないと思った。

今回使用した美濃戸口八ヶ岳山荘の2階仮眠室が2年前からリニューアルし、雑魚寝に布団の部屋がストーブ設置の2段ベッドに変わり、32人の予約制になっていた。素泊まり2000円だが女性だけでも安心できるスペースだ。1階のお店半分は、夜間暖かい中24時間フリーで誰でも使用できる。外から薪を持ってご自由にと言われた。入浴500円。トイレは暖房便座。洗面所のこの水は飲めません、は飲めるとの事。とても快適に過ごせた。ご参考まで。

御小屋山
最初は緩やかな尾根歩きだ
傾斜が厳しくなってきた
最初の岩場
2番目の岩場が見える
阿弥陀岳は目の前だ
阿弥陀山頂(赤岳バック)
しばし会えない日高さんと
硫黄岳から蓼科山
権現岳から編笠・西岳
中央稜分岐の岩場
次の岩場を下る
岩場通過後、御小屋尾根を見下ろす