・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

苗場山・平ケ岳

2017/10/07(土)〜10/09(月)
報告者
舟久保(8日)・加藤_真(9日)
山域
上信越
ジャンル
ハイキング
天候
8日(朝方):小雨→晴 9日:晴
行程

7日:18:30分倍河原集合=(関越)=道の駅「みつまた」にて車中&テント泊

8日(苗場山):5:00起床=6:30町営第二リフト駐車場~和田小屋~神楽ケ峰~10:45苗場山11:50~神楽ケ峰~和田小屋~15:30町営第二リフト駐車場=伝之助小屋(泊)

9日(平ヶ岳):3:00起床-4:00宿出発=(宿の車で移動)=5:23中の岐林道登山口着5:45~8:23池の岳・姫の池~ 9:06平ヶ岳~9:51玉子石~12:35中の岐林道着=伝之助小屋=帰京

報告

8日(苗場山):
虹が出ました。気持ちが晴れ渡ったところではりきってスタートです♪
石ゴロゴロのぬかるんだ道を、滑らないよう、慎重に行きます。
先ずは下ノ芝で1本。再度ゴロゴロリズムをとりながら、進んでいきます。そして中ノ芝。見事な一望がパアッと広がりました。大好きなこの一瞬に心躍らせながらさらに先へ。
上ノ芝を過ぎ、股をすらないように股スリ岩を越え、やっと第一目標の神楽ヶ峰へ。さっきからヘリが行ったり来たり。山頂はまだまだ向こうです。
と、ここから、下る下る下る。せっかくの登り貯金が~(涙)。やっと下りきって「お花畑」。埋め尽くす笹の薄緑の波はキラキラ、木々の濃緑と色づき始めた黄色や紅、
絶妙な彩、そのきれいなことと言ったら!
束の間の休憩、大きく息を吸いこんで、今度は登る登る登る。前を行くMさんの「すごくきれい~」、その景色を早く見たいがために自分を奮い立たせ、
・・・やっと着きました~!雲上の楽園、広がる湿原広い空☆頂上にこんな別天地があるなんて!!百名山らしく、人もたくさんいました。
「赤池」まで散歩するつもりが、ヘリのホバリング風圧体験になったり(新しい木道運びにヘリが大活躍)、ゆっくりのんびり楽しく頂上を味わって、さて下山。
ところどころ足を止めてはその景色を写真に収め、ゲストN氏の名古屋英語に笑い、美味しい湧水「雷清水」をカラダに沁み込ませ、下っていきます。
お昼過ぎから雲があがってきてしまったので、あの景色を堪能できたことに感謝でした☆
そして最後、ゲストM氏の提案が花マルでした。下ノ芝辺りで他の方たちが「?」と眺める中、ちょっと登り返してここはスキー滑走路。
広々とした滑走路を下っては振り返り、高度感を確認しては大満足し、「止まらなーい」と小走りしながら、無事ゴール☆
とても楽しく充実した苗場山でした。

~今日の宿泊は伝之助小屋(銀山平温泉)~
団体さんが泊まるということで、私たちは離れに。温泉で汗を流したら、山菜三昧の美味しい食事。ここでしか飲めない日本酒も堪能しました。
Mさん、名古屋三兄弟と楽しい時間が流れるも、明日は3時起きということで早々におやすみなさい☆

9日(平ケ岳):
伝之助小屋のマイクロバスで、中の岐林道登山口迄送っていただく。朝4時、外はまだ真っ暗。バスには我々と男性一人だけ。林道の大揺れさえも心地よく、
寝ている間に登山口着。
登山ツアーらしきバスも有る。なんでも、この中の岐林道登山口には、地元の某の許可を得た車しか入れないらしい。
前日、宿のご主人に平ヶ岳のレクチャーを幾つか受けたが、残念ながら誰もが記憶がモヤ・・・。バスの中でいただいたすべり止めのわらじをリュックにしまい
、へッ電を装着し、歩行開始。
今日のルートは皇太子が歩いた「プリンスルート」。
しかし、身体がまだ起きておらず、ちょっとした岩でも脚がぐらつく。L字型の木の橋をボーっとしながら渡ると、急登に取りつく。
次第に空が明るくなり、薄く靄がかかっているものの紅葉の始まりに期待ができそう。
しかし、プリンスルートは木の根が張り出していたり、土も滑りやすく意外と足場が悪い。丁度、身体が温まった頃に、大きな大きな平原の中、木道歩きが始まる。
遮るものが何もないカラッとした秋空の下を姫の池迄歩く。この辺りにテントを張ったら気持ち良さそうだ。
姫の池では宿のご主人が言っていたマリモは見つけられなかったが、草紅葉と水面に映る青空と白い雲が印象的だった。
幸い、長く続く木道も乾いており、平ヶ岳迄もあっという間に着。平ヶ岳と言うだけあって、頂上・山頂といった感じはせず、“平たい”。
実際、遠く離れたところから見ても山の頂きが平たく横長だった。
さて、最後はこの山の唯一の(?)有名どころ自然の景観「玉子石」で休憩。この「玉子石」意外と大きい。
玉子石に“デン”して(デン 意味わかりますか?ヒント・大阪弁)、のんびり目の前に広がる紅葉に彩られた新潟の山々を眺める。
あっと言う間の短く激しい夏山が終わり、これから始まる長い冬の前の束の間の秋山を静かに堪能する。N氏曰く“おセンチな気分”の後は分岐迄戻り、往路を戻る。
朝より光が差し、期待通りの紅葉の中、登山口に到着。
(行動時間6時間50分 含休憩1時間20分)   
※危険な個所特に無し。
※テントで静かな朝を迎えたい方にはオススメ。(但し、水は担ぐ)

二日間、よく食べ(笑)、よく歩き、季節を感じたハイクは無事終了。皆さん、ありがとう☆(M)
道中までをも楽しい山行でした♪(F)