・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳

2017/09/29(金)〜10/01(日)
報告者
森多
山域
北アルプス
ジャンル
縦走
天候
行程

9/29(金)府中4:30~安曇野IC~三股登山口P8:30…蝶が岳・ヒュッテ13:20
9/30(土)ヒュッテ5:30…常念岳9:45/10:45…常念小屋11:45/12:00…大天荘15:30…大天井岳
10/1(日)大天荘5:20…常念小屋7:45/8:00…常念8合目分岐…前常念岳10:15…三股登山口P13:40

報告

夏にアルプスに行けなかったMとKの2人。秋の三連休にも山に行けない2人。1回限りの北アルプスを晴天の中、始終目の前にそびえ立つ穂高と槍を見ながらゆったりと歩いた。常念山脈縦走(燕岳、大天井岳、常念岳、蝶が岳)は夜行1泊で可能だが、平日は夜行バスも無く車回収も大変なので、三股登山口起点の周回+ピストンの変わったルートになったが、これが意外と歩き甲斐のある良いコースだった。常念山脈は初級者コースで特に難しいところはないので詳細は記さない。常念岳だけなら夜行日帰りも可。その場合は一ノ沢登山口からが良く、三股登山口~常念岳は結構厳しい登りとなる。が、前常念前後の岩稜歩きは気持ちが良く楽しい。今回常念岳の色々な角度からの顔を見たが、その表情の違いが面白かった。今度は雪の常念を登りたいと思った。実はMの今回の目的は未踏の大天井岳。大天井岳は途中の通過の山の位置で地味な存在だが、2922mのその存在感は立派にある。天気にも恵まれ360度の展望を楽しんだ。思いがけなく良かったのが大天荘だ。応対が良くご飯も美味しく、朝も4:45から食べさせてくれる。夕食後はランプと音楽の中で、ケーキやワインを楽しむオシャレな空間になる。水も豊富で自炊部屋・テン場も良い。何よりもトイレ全体が暖かく非常に綺麗だった。
下山途中で足元が白くなってきたライチョウを見かけた。途中で猿の調査員に聞いたのだが、最近山頂まで猿が出没しライチョウの卵を食べてしまうのだそうだ。私達は車中の林道で猿を多く見かけたが、幸い出会わなかった。
来年に向けて良い印象で山行を終える事ができた。Kさんも同じ思いだったのと未踏の山々だったので、喜んでくれて良かった。

蝶ヶ岳
目の前に槍ヶ岳
目の前に穂高連峰
朝日と共に出発
ズッシリとした常念岳
常念岳
紅葉が始まっていた
大天井岳
蝶ヶ岳からの歩いた稜線を振り返る
手作りハンバーグと里芋具沢山の味噌汁が美味しい
朝焼けの大天井岳と大天荘
槍・穂高のモルゲンロート
穏やかな顔の常念岳
シモバシラの花ができていた
前常念方面からの切れ落ちた常念岳
前常念前後は岩場を歩く