モロクボ沢→滑棚沢(丹沢中川川水系)
用木沢出合パーキング0740_大滝0830巻き終わり0850_0915水晶沢出合_0950滑棚沢出合0955_1010枯れた立木_1045稜線_1130滑棚沢出合1150_1245大滝懸垂1300_1340用木沢出合パーキング
小川谷廊下を遡行して以来、丹沢の沢を遡行したいとずーっと思っていた。スッキリと空が広く明るい花崗岩の沢は、奥多摩の緑濃い苔むした沢とはまた違う魅力がある。
入渓して小滝や堰堤をちょいちょい越えていくと、大滝がででーんと現れる。今回は松木がトップで巻き道を行かせて頂いたが(横山さんはずっと後ろでガン見)、できればロープを出した方が無難だろう。難しくはないが高度感もあり、うっかりは許されない。
滝を越えてからは釜を持つ滝、クライミングできる滝、美しい花崗岩に癒されながらの遡行が続く。しかし石積みの堰堤を越えるとお楽しみは終了、その先はゴーロとなる。ちょっと退屈。早く滑棚沢に入りたくぴょんぴょん歩いていると「そんなに急ぐなー、終了が早すぎちゃう」と待ったがかかった。せっかちでスミマセン・・
水晶沢の出合を過ぎ、標高935mあたりで滑棚沢と出合う。ナメの小滝をひょいひょいと越える。石段状の滝、スラビーな滝(登ろうか・・逡巡してやめました・・)横山さんはさっさと取り付いて登ってしまう。ルートを見極める早さが違い過ぎて考える暇がない・・・
滑棚沢は右股左股どちらも遡行可能だが今回は右股へ。源頭近くになり、そろそろ水が涸れるのかなあと思ってもなかなか涸れず、またナメ滝が現れたりして楽しい。
詰めは何度か二俣を左に進路を取り稜線に出るはずなのだが、どこを上がってもあまり良く無さそうだ。支尾根に上がって稜線に・・とトポにはあったが見つけられなかった。蛇ケ口丸(ジャガクチマル)西側のコルに上がった時はホッとした。帰路は登山道をてくてく下りる予定でいたけれど「忘れ物」を取りに行くことになり、同ルート下降で下りた。これがザレていてひじょーに歩きづらかった。今回の私の一番の核心はザレ(下り)と大滝の巻き(下り)だった・・・かもしれない。
(横山、注)「忘れ物」の犯人は僕です。滑棚沢出合いで休んだ時、タバコとクルマのキーが入ったポシェットを置き忘れました。稜線で一服しようとして気づき、同沢を下降することに。このポシェット置き忘れ事件、これで何度目か。ポシェットの色が風景に溶け込むので、もはや断固、色違いを買うことにしました。ド派手な色にする。このことを知っている何人かには笑われそう。松木さんには陳謝。でも、このおかげで1級上の沢が2級になったかもよ。
[感想]
平日の沢、もちろん入渓してる人は皆無。問題のヒルちゃんには朝に1匹遭遇しただけでこちらもほぼ皆無でした。ずっとトップを歩かせて頂いて、ルート取りを考えながら、ルーファイも同時進行。巻きはどこが最適か、ロープを出すべきかなど、考えることは多いです。勉強になりました。横山さんに感謝です。
[ヒヤリハット]
大滝の巻き道下りのトラバースはロープを出しても良かったと思う(T-T)
写真置き場https://photos.app.goo.gl/eLU4OKt1E2nECkRX2