・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北八ヶ岳(池めぐり)

2017/07/29(土)〜07/30(日)
報告者
三浦
山域
北八ヶ岳
ジャンル
ハイキング縦走
天候
雨~曇
行程

29日:高尾6:14~茅野8:49/9:25~親湯入口10:07~竜源橋11:25~天祥寺平13:10~亀甲池13:25~双子池14:10(テント泊)
30日:双子池3:30~雨池5:15~茶水池6:25~白駒池7:15~ニュウ8:45~中山峠9:48~ミドリ池10:45~稲子湯12:10

報告

29日:ちょうど2年半前の12月末同じルート(親湯~白駒池)を辿る。真冬の時期とは全く別世界!あちらこちらのポイントを思い出しながら登山を楽しむ。冬とは違い荷物もそこそこ軽く、足取りも軽い。親湯からあっという間に竜源橋までたどり着く。そこでお昼を頂く。
竜源橋からの山道は樹林帯。とても歩きやすいコースだったが、途中から大雨に…。傘で対応していたが、笹が多く、足元はびしょびしょ。早めにカッパを着れば良いものの、着ずに歩く。案の定靴の中までグショグショ。まるで沢登りでもしているよう。しかも傘を踏みつけ、壊してしまうし…。早く着れば良かった…。後の祭りである。
そんなこんなしているうちに、亀池に到着。水量はあまりなく、巨大な水溜まりと言った感じ。(冬の日はここまで来るのに8時間かかり、ビバークした事を思い出す。)
亀甲池から双子池までは30分程度。
双子池(雌池)に着き、池の湖畔にテントを設営し受付へ。受付までは、池を半周した所にある。遠い!受付を済ませ、ビールを購入し雄池で水を汲む。びしょびしょになった服と靴下を乾かしながら宴会が始まる。

30日:夜中中パラパラと雨が降っていたが、朝方には雨も止み3:30分出発。双子池ヒュッテからは林道となるが、2012年から通行止めになり林内の道を辿る。ちょっとしたアップダウンを繰り返し雨池となる。広々とした空間。シーンと静まりかえりガスがかかっている光景はとても神秘的。心が癒される。
雨池からは東岸を通り再び林道を通過。緩やかな木道を坦々と登りやがて茶水池に着く。(冬の時期、亀甲池でビバークした後茶水池までもたどり着けず、2度目のビバークを経験したものだった。そして、ここは木道を外すと落とし穴地獄の場所であった事を思い出す。)
麦草峠からは、鹿よけの柵をくぐり、再び緩やかな木道。“白駒の奥園”を通り過ぎ、メインとなる白駒池に着く。そこは、人人人で賑わっていた。
白駒池から時計回りで半周。その間木の根や石、あらゆる所にびっしりと苔がまつわりついている。まさしく“もののけの森”が続く。苔に目を奪われているとすぐにニュウの分岐となる。
しばらく樹林帯を進むと、急に視界が開け白駒湿原に出る。湿原を過ぎ、再び苔に覆われた森(ニュウの森)の中を進む。傾斜がだんだんキツくなる。樹林帯を抜け山頂付近は岩がゴツゴツした状態。山頂からの展望は拝めなかった。
中山峠へ向かう道は石や木の根、倒木を避ける等非常に歩きにくい箇所が何ヵ所もあった。
中山峠から、初めは鎖やロープで一気に下る。その後は緩やかな山道となる。
今回、最後のミドリ池に到着。またまた神秘的な池である。池を眺めながらゆっくりと昼食をとり、今回の池めぐりを振り返る。

今回、雨と言う予報にも関わらず、“池めぐり”と言う事で決行した。雨は雨なりにガスかかった幻想的な風景をそれぞれ見る事が出来た。そして、苔で有名な山だけに気候的にも苔が生き生きし、幻想的かつ神秘的な森の中を歩くことができとても良かった。又、冬の時期を振り返りながら山登りを満喫することが出来た。

親湯登山口の橋にて
亀甲池
双子池(雌池のほとりのテント場)
雄池で水を汲みます
雨池
麦草峠(茶水池)
白駒の奥園
カギカモジゴケ
白駒池への木道
白駒池
もののけの森
ニュウの森
ニュウ山頂。もう少しです。
ミドリ池
ギンリョウソウ