奥多摩 南秋川熊倉沢左俣東沢歩き
京王永山駅6:30-8:10落合橋駐車-8:50熊倉林道終点-9:00入渓点-11:10奥の二俣-12:00登山道/昼食-12:35熊倉山-13:50二俣-14:15熊倉林道終点-14:45落合橋
先週の矢沢沢歩きと同じ落合橋に駐車。先週との違いは沢を遡上した後で熊倉山まで突き上げて頂上を目指すことと、地図上に道の載っていない山の中を地図とコンパスを頼りに駐車場まで戻ってくること。そして、戻り途中の奥の二俣から再び沢に入渓して下ってくること。
大きなトラブルはなかったものの、登りよりも下山にエネルギーの大半を使いました。
先週はゆる~い沢歩きで、今回も同じ駐車地点だったので沢歩き自体は楽かなと予想していたのですが、傾斜が意外にあり、沢登り的な沢歩きになりました。
結構大小の滝が多く、滝登りも楽しめました。
熊倉山の頂上を踏んだ後、下山にかかりましたが、途中までははっきりした踏み跡が確認でき、楽に下山できそうかなと期待したのですが、さすがにそんなに甘くはなかった。
途中から笹薮に入り踏み跡など全くわからなくなりました。急斜面の笹薮の中を草木につかまりながら、笹の茎を踏みつけて半分滑り降りて行きます。
とにかく尾根をはずさずに目的の地点に着地することを念頭に、コンパスに沿って北の方角を目指します。
それでも、尾根が二俣に分岐しているところでは、左の分岐尾根に行くべきところを、あたかも左斜面のように見えて、右の分岐尾根を選んで下り始めました。
ところが、100m程度下ったところで左に尾根ができていることに気がつき、分岐地点まで登りなおすこともありました。
この下山途中でリーダから貴重な教えをいただきました。
「杉の木がある場所は植林した場所なので傾斜がきつくても沢ではない。逆に杉の木が切れた場所は沢に落ち込む危険性があるので、できるだけ杉林の中を下っていくこと。」
無事に奥の二俣の手前の沢まで戻ってきたのですが、ここからがもう一つがんばりどころ。沢支度に着替えて沢を下っていきます。滝の崖が目の前に現れてきます。
滝は登る時には斜度や岩の様子を下から見ることができるので、登れるのか目安が付きます。しかし、滝を下る場合には上から見下ろすので、斜度や途中の岩の表面状態がわからない。滝の途中で足がかりがなくなって、戻ることもできず、滑り落ちたら怪我や骨折につながります。
ここでは、リーダが先に滝を下って、見本を見せていただきました。
下ることが可能だとわかった後で、追随して滝を降りるのは楽です。
今回は沢登りに近い沢歩きで、山の中を地図とコンパス、杉の植林状態を見ながら、藪こぎして戻ってくる良いトレーニングになりました。