・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

有明山

2017/06/10(土)
報告者
森多(報告)、比留間麻(記録写真)
山域
北アルプス
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ時々曇り時折少雨
行程

6/9(金)11:00分倍河原駅~国立府中IC~安曇野IC~15:00中房温泉キャンプ場テント泊
10(土)キャンプ場4:15~安曇野第3駐車場(車デポ)4:30~(タクシー)有明山表参道登山口5:00表参道登山口→5:10林道終点→6:35妙見滝→7:10白河滝→8:30落合→9:50~10:15頂上→10:25中岳→10:40頂上→11:30裏参道の崩落部分→12:28三段の滝分岐→12:35下山(安曇野第3駐車場)~有明温泉~帰京

報告

北ア燕岳の東にある有明山は、その形から信濃富士とも言われています。表参道は有明神社奥社への行者道で、今でこそ鎖やロープが設置されていますが、急登が続く少々しんどいルートでした。ルートが荒れている情報でしたが、テープ等も有り踏み跡もあります。しかし下山ルートには不向きと思いました。最近は歩き易く短い中房ルート(裏参道)ピストンが主流です。今回はシャクナゲの時期を狙い(満開!)、表→裏参道を歩きました。

前日は地熱暖かい中房温泉キャンプ場にてメンバーの本格的なカレーをいただき、早々に就寝。このキャンプ場は色々と制約が有り要注意。早朝に下山場所の有明荘横のPに移動後、予約のタクシーで表参道登山口に移動し出発。その後の林道500m終点までに数台駐車スペースがあった。妙見滝までは沢沿いの普通の登山道。そこから山頂まで標高差850m位を最初は滝沿いを、その後尾根に乗ってからも鎖梯子・トラロープ・木の根を這い上がるように登っていく。途中の石門や祠や霊神碑が行者道を偲ばせる。アップダウンやトラバースを繰り返し少し緩やかになって、もう一つの松川村からの馬羅尾沢ルートとの合流地点の落合に着く。ヤレヤレの思い。そこからも同じような登りが続き辛いと思ったころから、満開のシャクナゲが出てきて気分が少しは楽になり、しかし山頂は遠く喘いで這うように登っていき、やっと山頂到着。4時間45分、6時間のコースタイムよりかなり早く到着。中房コースからの人が数人いた。有明山は3つのピーク(北・中・南)が有るが、ステンレスの鳥居のある北岳と、蝶ヶ岳~燕岳~餓鬼岳~蓮華岳方面の展望の良い中岳を踏み下山開始する。最初は緩やかな尾根道だが稜線を離れてからは急降下となり、登りで疲れた足には堪える。しかしこちら裏参道もシャクナゲロード満開で心も和み、規模も大きく素晴らしかった。下山も2時間で有明荘横の安曇野第3駐車場に着く。全体的に昭文社コースタイムは甘いかなと思った。有明荘で露天風呂に出ると雨が降っていた。ギリギリセーフでラッキー!
クラシカルな表参道のルートは多少険しいが楽しく、シャクナゲにも満足、充実した山行ができた。

表参道登山口
黒川沢右岸を登る
妙見滝
妙見滝左岸を巻く
行く手に白河滝
白河滝
急登に次ぐ急登
梯子、鎖、ロープ
石門をくぐる
稜線直下の笹藪漕ぎ
落合・松川コースと出会う
有明山北岳
中岳
中岳からの展望 常念・大天井岳
裏参道の崩落部分
シャクナゲロード