・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北ア大喰岳/西尾根 (敗退)

2017/04/24(月)〜04/26(水)
報告者
はし
山域
穂高連峰
ジャンル
残雪期バリエーション
天候
晴れ→曇り→雨
行程

・4/24(月):(圏央道)日の出IC→(中央道)→(長野道)松本IC→深山荘P:0640→(右俣林道)→白出沢:0930→滝谷避難小屋:1215→(飛騨沢)→槍平小屋:1430(冬季小屋泊)
・4/25(火):小屋発:0545→(飛騨沢)→宝の木:0745→(西尾根)→頂上1つ手前のピーク(3000m地点)で時間切れ、折り返し:1200→下山→宝の木:1445→小屋:1630(泊)
・4/26(水):小屋発:0615→(飛騨沢)→滝谷避難小屋:0700→白出沢:1030→(右俣林道)→深山荘P:1245→温泉・ごはん→松本IC→帰京

報告

・”雪崩の巣”と言われる通り、大きなものから小さなものまで、また、沢を挟んで両岸のあちらこちらで雪崩ていました。 新しいものもあったので、ここ数日間で一斉に雪崩れたようです。 メインストリートは既に雪崩れたようですが、上を見上げるとまだまだ留まっているものや亀裂が入っている箇所も多く、今後も予断を許さない状況だと思われます。 また、同泊したBCスキーヤーの話だと、今年は気温が低い状態が続いていたので、雪崩れるのが遅かったとのこと。たしかに滞在した期間も日中を通して、0℃前後でした。

・「宝の木」「西尾根」では、小屋から頂上までの高低差1000mをいっきに上がるため、結構ハードな登りでした。 岩壁は無いのですが、急な雪斜面故、万一踏み外したら、”あ~れ~”と下まで滑り落ちてしまうところをエッジを効かせながら登っていました。滑落停止が出来ることは必須です。
頂上1つ手前のピークまでは、何とか進んだのですが、体力切れ、時間切れで、頂上を目の前にして断念しました(下りの体力も残しておく必要があったため)。

*今回、雪崩の巣を間近で見ることが出来ました。 運悪く遭遇してしまったら、助かる見込みはほぼ無く、また、ビーコンを持っていても見つけてもらうのは、かなり厳しいエリアだと感じました。 
雪崩に遭遇しないための情報・知見・経験・観察力を磨き、来シーズン、再度トライしたいと思います。

登山口。前回は橋全体が雪で埋まっていました。
道案内
小屋へ行く途中、いくつもの雪崩れた跡。
槍平
槍平の冬季小屋。2Fの入口。
メインストリートの雪崩
右斜面からの雪崩
宝の木。この場所は雪崩に遭わない。
槍直下の飛騨沢。よく見ると亀裂が、、、。
飛騨沢を登っている親子。前日の小屋が一緒だった。
頂上はまだまだ見えない
西穂~
天狗~間ノ岳
ジャンダルム~
頂上まであと少しだった。雪庇に注意!
隣の槍さま