鹿島槍が岳(赤岩尾根)途中まで
4月1日(曇り、ガス濃し) 調布5:30=9:05大谷原手前のゲート9:35~(ガスのため取りつきわからず90分くらいロス)~14:40 1700m地点でテント
4月2日(快晴) テント6:00~9:33 2278m地点で終了10:10~11:43テント12:48~13:27赤岩尾根末端~15:00ゲート
上越の山が続いていたので4月に入ったら北アルプスへという話をしていました。今まで爺ヶ岳南尾根、爺ヶ岳東尾根と歩いてきて、今回は赤岩尾根から爺ヶ岳ではなく鹿島槍ヶ岳を目指す事に。車は大谷原の駐車スペースの先、ゲートの少し手前に駐車し、ここは鹿島槍東尾根の取り付き口でもあるせいか、数台の車がありました。トレースが無ければ登頂不可能と心配でしたが少し安心です。西俣出合までの林道も途中からは深い雪道ですが、数人のトレースがありワカン不要で歩けました。ところが心配していた天気の回復が遅くむしろ悪くなり、西俣出合では視界が利かなくなり、トレースもここで終り(雪上訓練目的のパーティだった)、取り付きが分からなく、かなりハードにウロウロし、やっと目的の尾根に乗るのに90分位ロスしてしまいました。そこからは数日前だと思われる消えかけたトレースはあり、どうやら本日は我々だけのようでした。尾根下部は急登でロスによる為体力消耗もあり、体力温存考え高千穂平までは諦め、1700m手前位でテントを張りました。結局この日はずっと小雪でした。夜の作戦会議?で、鹿島槍は難しそうなので行ける所までと決定です。翌朝は晴れ、風も無く寒くも無い。高千穂平に近づいてくると鹿島槍や爺ヶ岳が見渡せる素晴らしい景色。しかし山頂までの尾根と稜線は長く続く。やはり無理だな…。景色の良い所で誰もいない真白な世界をゆっくりと楽しもう!楽しんできました。爺ヶ岳東面のヒマラヤ襞も初めて知り見ました。他に鹿島槍北壁や五竜岳でも雪の多い時に綺麗に見られるそうです。
また今回赤岩の頭の直下の尾根ルートを使うか(ロープ使用も有)、トラバースルートのトレースがあるかでしたが、今回はトラバースルートができていました。
下山は早いです。しかし下りで細かい尾根が何か所か分かれている所が有り、ピストンといえども雪や風でトレースが消えてしまった場合には、間違えそうな所が幾つかありました。要注意です。
やはり北アルプスは上越に比べて大きいなと感じました。