西穂山荘、丸山
20日(金)21:00分倍河原~国立府中IC~中央道~
21日(土)1:30新穂高ロープウェイ駐車場~仮眠~9:30ロープウェイ10:00~12:00西穂山荘~テント張り~昼食~丸山~16:00テント泊
22日(日)西穂山荘7:30~9:00ロープウェイ9:30~駐車場~10:30平湯温泉~帰京
「(安房)トンネルを抜けると(ものすごく)雪国だった」
20日(金)深夜/
本日スタッドレスタイヤデビューのHBさん、慎重にハンドルを切りながら無事Pに到着。 車中泊。
21日(土)/
降り続く雪、車は埋もれていました。
装備を身に着け気持ちを奮い起こし、隣に駐車していたHMさんと“健闘を祈る”握手を交わし出発。
屋上展望台は展望ゼロで-11℃。登山口でアイゼン装着。トレース有り。意外にサラサラとした軽い雪で歩き難くはなし。
若干ズボッといくので、途中からわかんに履き替え。
樹林帯は風もなく、降雪も気にならず、よって寒さも感じず。
雪を被った木々はただただひっそり、深雪が何もかも吸い込んでしまったような、ただただ静かな中を歩く。
いくつか踏ん張りどころがありながらも西穂山荘に到着。
休む間もなくテント張り。きちんと整地し、車の中で作ったペグを使ってしっかり張る。その後山荘にてしばし休憩。そして丸山に。
丸山の頂上も展望ゼロ。すると戻ってくる男性2人組が。聞くと、この先トレースもなく、時間的にも無理だと判断したとのこと。
先を眺めてみるも、強風の影響もあってか視界超不良。なるほど、聞いていた通り丸山は風の通り道のよう。私たちも早々と下山。
夕飯はHBシェフによる特製「慶州なべ」。冷えた体に今回もとても美味しくいただく。
夜、外に出ると雪も止んでいて、誰かにみせたいほどの美しい冬の星座が拡がっていた。
星空に期待を込めて、明日は早起きしてご来光だ、モルゲンロートだと張り切って早寝するも・・・
22日(日)/
外をのぞくと強風。雪も少し降っている。
朝食後、明るくなったらテントをたたもうとひとまず山荘へ。
こんな中でも独標を目指すというPが。しかし何歩も行かないうちに戻ってくる。声を掛けると、皆おとなしく下山するとのこと。
私たちも然り。
テントを撤収し、RWの始発を考慮して下山。
樹林帯に入ると天気は落ち着いていて、標高が変わると場所が変わると、こんなにも状況が変わるんだなと実感。
駐車場には一足早く下山したHMさんがいて、一緒に温泉&飛騨牛を味わって解散~帰京。
※今回の課題は冬山テント泊。整地、テントの張り方から始まって、霜や結露のこと、三者三様だったシュラフ談義など良い勉強になり、
いつもより5キロほど重い荷物を背負っての山行もいい経験になりました。
少しずつでも新しい経験を積み重ねながら、冬山に臨んでいきたいと思います。
ちなみに西穂山荘HPによると、22日朝の最低気温は-13℃、最高気温は-10℃、積雪量は山荘付近の積雪計で225cm。
RWのお兄さんに聞いた話によると、今年は雪が少ないと思っていたら、1週間前からドカッと降り始めたそうです。
個人的なことですが、3年前の冬に屋上展望台に来たことがあり、その時登山に向かう人たちを眺めながら、
「すごいな、その先はどうなっているんだろう」と思ったものでした。
“その先”に少しでも向かうことが出来、KBさん、ありがとうございました。