三峰岳・間ノ岳
17日 芦安BT4:50=(乗合タクシー)=広河原着5:40/発6:15=野呂川出合着6:40/発7:05~両俣小屋9:20/9:40~野呂川越10:35~三峰岳14:45~熊の平小屋16:10(テント泊)
18日 熊の平小屋5:30~三峰岳7:20~間ノ岳8:20~中白峰岳9:30~北岳山荘10:00/11:20~八本歯のコル12:20~大樺沢二俣14:20~広河原着16:15/発16:40=芦安BT17:38
連休中日の雨予報に、山スキー下見を兼ねた双六ベース山行の予定を変更、山小屋でバイト中の甥っ子訪問を兼ね、野呂川沿いにぐるっと歩き、間ノ岳から北岳山荘経由池山吊尾根を下りるという中日出発1泊ロングコースの計画を立てました。
天気予報をまったく意に介さないような広河原にあふれる登山客や、朝のうちの晴れ間に淡い期待を抱くものの、両俣小屋に着くころにはやはり霧雨に。小屋番の星さん(有名人らしい)の、お天気に逆らってもいいことないよ~との忠告と、この釣り師のオアシスで多すぎる食材を調理して宴会してしまいたいという心の叫びとを断ち切り、心を鬼にして小屋を後に。
しだいに本降りになる雨、寸断された道探しなどなどで消耗しながら稜線へ出ると、雨風は強まり重荷がさらに肩にくいこみます。三峰岳でこれから北岳山荘に向かうのは危険と判断、朦朧としながら熊の平へと下りました。この時点でもう、明日の池山吊尾根下山の線はほぼなくなりました。珍しくロクに飲み食いもせず崩れるように就寝。
翌朝。予報通りの青空になんとか気を取り直し、前夜のシチューに早ゆでパスタを加え流し込んで出発。昨日フラフラ下ってきた道を上り返すのはどんなに大変だろうと予想していましたが、思ったよりは苦労せず三峰岳に到着。前日とはうってかわった大展望。ほんとに山は、天気と気のもちようと体力に見合った荷の重さ次第だな~と実感。ちなみに、後日知人のツアーガイドからきいた話では、南アルプスが隆起しつづけてるので、三峰岳はじき3000m峰になってもっと有名になるかも?とのことでした。
その後は気持ちよく間ノ岳、中白峰岳を過ぎ、ひさびさの夏の高山の稜線歩きを満喫。北岳山荘で1時間以上の大休憩ののち、連休の喧噪を終えて初めての休暇に入る甥っ子と山荘のスタッフの女性と一緒に大樺沢を下山。
計画通りとはいかなかったものの、甥っ子の陣中見舞いも果たせ、それなりに充実した山行となりました。