沢・クライミングの装備_会の50mSロープの画像
沢・クライミングの装備に関して
今回、確保器を忘れた方、安全環付きカラビナを1個しかお持ちでない方、が複数名いらっしゃいました。沢登りは不確定要素の多い山行です。もう一度装備の点検をお願いします。下記の装備は最低限ですので、状況に合わせて予備などもお持ちください。
●確保器(ビレイデバイス)は忘れずに__これがないと懸垂下降が出来ません。
●安全環付きカラビナは2個以上__1個はセルフビレイ・1個は懸垂下降に使います。
●スリング(120)セルフビレイに使用。
●フリクションヒッチ用スリング_(ダイニーマ60or自作スリング)ロープフィクス時に自己確保しながら登ります。
[確保器]
エイト環でなく、ルベルソやATC/ATCガイドなどをお持ちください。それぞれ使用できるロープ径に違いがありますので、ご自身の山行形態に合わせてお買い求めください。(おすすめはREVERSO4ですが、少しお高いです。セカンドのビレイは絶対やらない!という方でしたら、エイト環・ATC・VERSOでもOKです、セカンドのビレイは状況に応じてムンターヒッチでも可能です)。
参考 http://www.calafate.co.jp/Link%20Pages/catalog_belaydevice.html
[安全環付きカラビナ]
最初はオートロックでないものを。ペツルのAttacheが軽量でおすすめですが、高価です。沢やアルパインを目指す方はなるべく軽量なものが良いでしょう。ゲートの開きが狭かったり、あまりに小さすぎるものは使いづらい事もあります。小振りなものはセルフ用に、大きめのものをビレイや懸垂用にと、使い分ける事もいいと思います。
[スリング]
沢や雪山を目指される方は、ダイニーマスリングをお勧めします。ダイニーマという素材は水を吸収しないため、濡らしてもあまり強度が落ちず、軽量です。ただし、ナイロンスリングとダイニーマスリングは一長一短ありますので、ご確認の上ご使用ください。
フリクションヒッチ用スリングは、ダイニーマ60cmでも代用可能ですが、出来れば専用に作っておく事をお勧めします。ICIなどで「フリクションヒッチ用スリングをください」というと「6mmと7mmがあります」、と言われます。6mm/グリーン・7mm/赤ですが、使用するロープの径によってスリングの径も変わります(8mmダブルロープの場合松木は6mmを使用)。1m単位でしか売ってくれないので、2m買います。ループ長130cmになるようにダブルフィッシャーマンで固定します。出来上がったらカットする前に誰かに確認を取った方が良いです。私は何本か無駄にしました・・(泣)
●クライミングに関して(俗にいうゲレンデ)
取り付きがしっかりしているフリークライミングのエリアでは、セルフビレイは不要です。ただ、懸垂下降の練習をする事もありますので、上記のギアは最低限ご用意ください。
●●●水根沢写真●●●
https://goo.gl/photos/gTsUGpUjtqHMCjPZA