・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

蕎麦粒山(鳥谷戸尾根)

2016/06/04(土)
報告者
加藤真
山域
奥多摩
ジャンル
ハイキング
天候
晴れのち曇
行程

奥多摩駅BS8:35→8:50川乗橋→8:55鳥屋戸尾根取付→10:37笙ノ岩山→11:57蕎麦粒山/12:20
→13:20一杯水避難小屋/13:55発(ヨコスズ尾根)→15:06東日原BS (行動時間約6時間10分、休憩45分含)

報告

会の方に「静かで良い尾根だよ」と教えていただき、久しぶりの一人歩き、初コースに行ってきた。
破線ルートの鳥谷戸尾根のコースタイムは地図には載っておらず、ブログで調べると、2時間少々の人もいれば、5時間の人も。一体どんな尾根?と、不思議に思いながら、当日を迎える。
奥多摩の駅はハイカー、沢屋、渓流釣人で大賑わい。川苔橋バス停でも吐き出される様に人が降りる。
川のせせらぎと新緑に迎えられる。歩き始めてすぐに鳥谷戸尾根取付へ。しょっ鼻から急登。良くあることだ。それにしても、人がいない。。さっきまでの人混みは何処へ?それでも、道はしっかり有るので、迷うことなく歩ける。周り込むように道は続き、じわじわと確実に高度を上げていく。後から地味ィ~に身体に来る予感。一人だと無意識に歩く速度が速くなってしまうが、今回はむしろゆっくりと、汗をかかず最後まで省エネモードで歩き通すことが目的。その代わり、地図を片手にこまめに現在地を確認しながら歩く。何よりも緑と花を楽しみたい。
聞き慣れない幾つもの鳥の声が近づくに連れて怖くなり、「だから鳥谷戸尾根っていうのか」と思いながらも、警戒心からこちらも負けずに「ア-」と、声を出しながらアップダウンを繰り返す。省エネモードどころか、体力消耗。おまけに周りに人がいたら、変な人と思われそう…。鳥の声から解放され、笙ノ岩山辺りから、周りの山が見え始めてきた。緑一辺倒の中を歩き続け、蕎麦粒山手前で最後の急登の後、ポンといきなり頂上に出た感じ。頂上はせまく7.8人は居たが満席。今日初めて山で人に会った。
東の日向沢ノ峰に続く道にも魅かれたが、ここは予定通り、ヨコスズ尾根へ。頂上すぐは一旦下がるが、小屋まではほとんど水平移動。この辺りは、秩父のブナ原生林だそうだ。おかげで見事なブナの巨樹を見ることができる。いつかお世話になるかもしれない一杯水避難小屋を覗き、最後のヨコスズ尾根を道なりに下っていく。
本当に今日はどれだけ森林浴をしたかな、と思うくらい緑緑緑の一日だった。

【反省】仙元峠を過ぎたところで、エスケープルートの一つであった棒杭尾根を使うことは無いと確信し、そのまま取り付きを確認せず通り過ぎてしまった。その時は大丈夫でも、いつかのためにもチェックする意識を持ちたい。

わかりやすい取り付き表示
木漏れ日で光るピンクリボン
東京市 って、いつのもの?
今度は日向沢の峰へ行こう
一杯水避難小屋 ベンチも有
1400m位にはまだツツジが残っていました
吾輩は花である。名前はまだわからん
吾輩も花である
「雑草という名の花は無い」(昭和天皇) 違いましたっけ?
って、ゆーか、そろそろ誰か教えて、花の名前
「一人しずか」「二人しずか」が群生していました。にぎやかね?
最後はマーガレットのお出迎え