・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

剱岳長次郎雪渓

2016/05/01(日)〜05/03(火)
報告者
日高
山域
北アルプス
ジャンル
雪山縦走
天候
5/1濃霧、5/2晴れ、5/3晴れ
行程

5/1 7時10分立山、8時30分室堂、10時雷鳥沢BC
5/2 5時雷鳥沢、6時40分剣御前小屋、7時10分剣沢小屋、8時長次郎谷出合、9時長次郎雪渓到達点、9時30分長次郎出合、11時30分剣沢小屋、12時40分剣御前、13時30分雷鳥沢BC
5/3 7時雷鳥沢、8時10分室堂、10時立山

報告

GWは帰省を兼ねての山行。この時期初めての立山黒部アルペンルートを利用しての計画としました。目的地が剣本峰なので、富山県条例により20日前の届出が義務となっています。
事前に情報を聞いていたので、登頂は半ばあきらめていた。アルペンルートのバスが弥陀ヶ原を走っている時、大日岳が見えるが、昨年5月末よりも積雪少なく黒い地肌がまだらに見える。今年は雪少ない。
室堂には登山指導センターがあって、積雪、遭難の情報を聞いて出発。この時点で本日は雷鳥沢BCで決定。雷鳥沢はスキー客や子供連れもいて平和なキャンプサイト。360度山に囲まれていて風はほとんど感じられない。
2日 稜線がはっきり見える好天で、明日まで続くとの予報。とにかく行けるところまでと、5時出発。剣御前小屋までは夏道から谷を挟んだ左の尾根を行く。稜線に出てからきわどい斜面をトラバース。剣御前小屋には昨日の停滞組も多く宿泊していたとの事。
ここから長い下り。帰りを考えると気が重い。剣沢は身体が浮き上がるくらいの強風で、一気に人の気配の無い世界となる。キャンプ管理小屋と剣沢小屋周辺に4張のテントあり。剣沢からの積み跡も伸びていて先に進む。先行者は源次郎尾根に取付いたみたい。長次郎谷出合に着くと真砂沢よりの入山組があり、彼等の約30分後を進む。帰りの体力が気になって1時間行って、長次郎コルと本峰を確認したところで到達点とした。出合からの引き返しの登りは、日ごろのトレーニング不足もあってヘロヘロ。
剣沢小屋に着くと、小屋の若オーナーと会う。調査に来たとの事。1張のテントが、スリーブ1本だけで、飛ばされそうになっていた。装備類は何もなかったので、彼等は剣御前小屋まで1時間あまり登らなけれなならない。もし小屋がなかったら命取りだ。約8時間あまりの行程で雷鳥沢に到着。昨日時間を持て余し持参したアルコールは空になっていたので、御前小屋で仕入れた缶ビール1Lでなんとか過ごす。それにしても雷鳥沢と剣沢のキャンプサイトの違いはすごい。雷鳥沢には山屋は居られない。
3日 天気良かったが、奥大日岳を登る気力体力無く、下山連絡も気になったので撤収。