調布駅を出発した時は夜明け前ながらも晴天だったが、仁科峠に着いた頃には雨が降り出しそうな黒雲が上空を覆い、季節風も強まってきた。
早々に出発し、見通しのいい天城牧場周辺の笹やぶを過ぎ低木林に突入。何度も頭をぶつけながらの進行だったが、ふだん中々見られない植生「アセビのトンネル」に驚き、またブナ大木が無数に林立する光景に感激し、木に登りはじめる同行者も出現。
コースタイムの倍程かけて猫越岳に登るも見通し無く、早々に全員写真に納まり、猫越峠から伊豆山稜線歩道のブナ老木がある昼食ポイントに足を進める。その頃には絶好の昼食日和となり、豚汁で身体を暖め舌鼓を打つ。
帰路は往路をピストンし約1時間半、仁科峠を見渡せるポイントから富士山、そして遠くに南アルプスの連山が確認でき、駐車場に到着。その後、猫越川沿いの天城山麓秘湯「テルメいずみ園」で疲れを癒し、帰途に着く。