白馬岳清水尾根~朝日岳・その1
12日:新宿22:40-夜行バス
13日:富山5:30~電鉄富山6:05-宇奈月温泉7:50/8:17-欅平9:33/9:50~祖母谷温泉10:40/10:50~不帰岳避難小屋16:30(泊)
14日:不帰岳避難小屋8:00~白馬岳頂上宿舎12:30(テント泊)
15日:テント場6:00~白馬岳6:35/6:45~三国境7:15~雪倉岳避難小屋8:35/8:45~雪倉岳9:20/9:35~水平道分岐11:50~朝日小屋13:15(テント泊)
16日:テント場4:00~朝日岳5:00/5:10~吹上のコル5:35~白高地沢8:25/8:35~蓮華温泉10:40/13:35-平岩14:35/15:50-松本18:10
会長お勧めの白馬岳清水尾根を登り、三俣蓮華岳から親不知海岸の間でまだ未踏の白馬岳から朝日岳までの稜線を歩いた。
13日:新宿を前日の夜出発してトロッコ列車の終点駅の欅平までは遠い、11時間を要した。
祖母谷温泉までは一般の観光客がゾロゾロと歩いている。登山はここから始まる。不明瞭な沢の横断が何回か続くと急登になり、登り終えるとやっと清水尾根に取付く。重荷の為か、なかなか不帰岳避難小屋は見えてこない。ハイシーズンなので避難小屋には6名の先客がいた。
14日:朝起きると雨が強く降っていたので出発を遅らせる。ひと登りすると一面にお花畑が広がり、それが清水岳まで続く。天候は悪いがとても癒される。清水岳は主稜線から少し外れていたので、頂上付近まで登ってみたが、何もなかった。
旭岳の巻き道まで、ここも延々とお花畑が続く。歩く人が少ないのか登山道にも高山植物が咲いている。最後にひと登りして白馬岳の稜線に立つ。時間が早いのでテント場はまだスペースがたくさんあった。しかし風が強いのと雨で身体が濡れているので、たいへん寒くテントを張るのにすごく苦労した。あわてて荷物と身体をテントに入れて、ストーブで暖を取り一息つく。夏合宿組と小屋で合流して生ビールを飲んで再会を祝う。
15日:6時に出発、全員で白馬岳に登る。天気が良く山頂は大展望。ここで合宿組と別れ、朝日岳へ向かう。三国境で大半の登山者と別れ、静かな稜線歩きを満喫する。雪倉岳までも所々点在するお花畑に癒されながら山頂に立つ。雪倉岳からは稜線を行けないので、右側に大きく迂回して、再び稜線に戻って朝日小屋までは左の山腹を行く。水平道とは名ばかりで、大きな登りが何度も続く。朝日小屋のテント場は小屋のすぐそばで、水場もトイレも近く実に良い所だ。
16日:4時に出発して朝日岳の山頂で日の出を迎える。ここから栂海新道の吹上のコルへ下り。五輪尾根と通って蓮華温泉に下る。尾根とは言っても前半は水の豊富な湿原とお花畑、それを過ぎると草原の中に延々と木道が続く。白高地沢まで下ると、そこからもう一本大きな沢を渡り、蓮華温泉まで登りになる。最後の正念場だ。蓮華温泉で温泉に浸かり、バスで大糸線の平岩駅まで行く。各駅停車を乗り継いで、松本から特急で帰宅する。
今回は最初から最後まで高山植物に満ち溢れた山行だった。