池ノ谷探索
馬場島5:30~白萩川堰堤6:00~白萩川雷岩6:50~小窓尾根1614m乗越8:30~池ノ谷出合8:50~池ノ谷二俣9:40/10:00~池ノ谷出合10:40~小窓乗越11:30~雷岩12:40~白萩川堰堤13:50~馬場島14:20
池ノ谷は剱岳三ノ窓から小窓尾根末端で白萩川に合流する、早月尾根と小窓尾根の間にある谷です。上部は富山平野から見れます。下流域に池ノ谷ゴルジュとやばれる深い谷があり、見えても行けない所なので、「行けぬ谷」と呼ばれ、訛って池ノ谷となったという、いわく付きの所です。
早朝に自宅を出発、馬場島山荘の駐車場から少し行くと白萩川に沿って工事用道路があります。以前は奥まで入れたのですが、すぐにゲートがあって駐車します。
白萩川に沿って30分で堰堤に到着。そのまま川を行くと「たかのすわり」というゴルジュです。水量が少なければ遡行できるとのことですが、赤ペンキで高巻道の表示があり、約150m上がって100m降りる道を行きます。大変な急登で多くのロープが設置してありました。これから先バリエーションで登山道の表示は無いのですが、富山山岳警備隊が最小限の管理をしていてロープ、ペンキマークなど随所にありました。また踏み跡というよりははっきりした道がついています。
高巻を下った所が池ノ谷出合と小窓尾根の末端です。思わず胸がときめきます。しばらく川に沿って歩くと「雷岩」があり、その手前で徒渉して小窓尾根に取付きます。当日は水量がひざ下で難なく渡れました。しばらく踏み跡をたどって川と並行に歩き、「池ノ谷」の標柱がある所から登りが始まります。とにかく急登です。1614mの乗越から池ノ谷の全容が見えてきてドキドキします。小窓尾根はここから稜線を行くのですが、全くの藪です。
乗越からやばいトラバースで最後は沢筋から池ノ谷に出ました。約1時間で二俣に到着。予定より早かったので少し左俣を上がってみました。
帰りは少しルート検索に難儀します。沢筋から踏み跡に入る箇所は注意して見てないとわかりません。急登はロープをつかみながら降りてきて、最後が手袋がやぶれそうなくらいでした。
結局、池ノ谷では誰一人会うことなく緊張感ある山行を楽しむことができました。
今度は三ノ窓まで詰めたいのですが、テント装備しょっての急登&トラバースはさらなる緊張感と体力を要することになると思います。