・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

西穂高岳~奥穂高岳

2015/08/09(日)〜08/11(火)
報告者
山域
北アルプス
ジャンル
岩稜縦走
天候
10日晴れのちガス11日晴れ
行程

9日 つつじヶ丘6:23~新宿~松本9:39・バスターミナル10:00~新穂高温泉12:00~ロープウェイ~西穂高口13:00…西穂高山荘14:30小屋泊
10日 西穂高山荘4:30…西穂高岳6:45/7:00…ジャンダルム11:00/20…奥穂高岳12:45/13:00…穂高岳山荘13:30小屋泊(歩行8h休憩1h)
11日 穂高岳山荘6:30…白出沢…新穂高温泉10:45/55(歩行4h休憩0.15h)~平湯温泉11:25/13:05~松本14:49~調布~自宅18:00

報告

岩稜登山が好きな者なら誰しもが歩きたい西穂~奥穂の縦走。機会があればメンバーと同行したかったが、単独でも不安なく歩けるようにと、岩稜歩きやバリエーションに同行させてもらい励んできた。そしてやっと実現しホッとした。ルート詳細はガイドブックにお任せし少し感想を。このコースは岩稜系をしっかり歩く事を何回か経験していれば、技術的には問題はないが、西穂→奥穂の場合は登りの為体力が重要で、特に一番緊張するロバの耳と馬の背が後半の疲れた時に通過する事を頭に入れておいた方が良い。天気の崩れるのもその辺りの時間である。いかにバテずに一定の速度で歩ききるかが大切と思った。また技術と体力で行動時間の個人差が非常に大きいコースと感じた。すれ違いも考慮に入れなくてはならない。朝4:00前後に出発する人が多く、私は4:30になってしまい焦ったが、マイペースで西穂まで行くと、4時発の一部の人達に追いついた。技術が伴う健脚者はもう先を歩いていて、最後まで会わなかった。結局私が追いついたこの人達とは小屋着1~2時間位の差があり、最後雨にあたってしまった人もいた。途中振り返って見てみると、岩場の慣れ感が違うのか、ペース配分の問題か。また後半は私が追い抜いた人達は、息が上がり足は上がりにくくなってきていた。また後ろで落石の音が2回程有り、恐いので前を歩きたい気持ちで一杯になった。このようなコースを歩く前には岩場を歩けるだけではなく、落石を起こさない歩き方の練習も積んだ方が良いと思った。前半は天気良く景色も楽しめたが、後半はルートが分かり難い所もありガスも出てきた為、少し緊張した。ジャンダルムはガスの中で、奥穂からも見られず残念だった。翌日は朝ゆっくりして小屋裏手から下山開始。小屋裏手から、昨日見えなかった奥穂高岳とジャンダルムが見えて嬉しかった。初めての白出沢ルートでは、歩きやすいルートを探す楽しみにハマってしまい、グングンと下り、とても早く出合の林道に着いてしまいビックリした。その後のバス・JRの接続も非常に良く、早く帰宅できた。久し振りの単独山行を思うように歩け、緊張感の中、充分楽しむ事ができた。

ロープウェイ展望台から西穂~奥穂
槍から立山方面まで見えました
西穂高岳山頂と笠が岳
これから歩く縦走路
西穂高岳の下り
間ノ岳はペイントのみ
間ノ岳を見上げる
逆層スラブの天狗ノ頭の登り
天狗ノ頭よりコブ尾根ノ頭方面
天狗のコル
天狗ノコルより畳岩ノ頭を見上げる
天狗ノコルからの岳沢方面エスケープルート
コブ岩ノ頭への分かり難いルート取り
稜線でジャンダルムを目の前にする
今日設置されたばかりの木の標識
馬の背手前からのジャンダルム