笠ヶ岳　

25（土）0：30新穂高温泉P着　テント仮眠⇒5：00歩行開始→6：10笠新道登山口→12：40抜戸岳→14：10笠ヶ岳山荘着/　山荘⇔笠ヶ岳（所用40分）
26（日）5：00笠ヶ岳山荘発→6：00抜戸岳→8：40弓折岳→9：10鏡平山荘（大休憩）→10：15小池新道→12：35登山口戻→14；15新穂高温泉P

夏山トレーニング「笠ヶ岳」、眺めて良し、歩いて良し、最高でした！
周囲の槍、穂高のビッグネームに押されているのか、どのガイド本を見ても、笠が岳はこじんまりとした扱いで、「笠新道がキツイ」位にしか印象に残らず。今回はその笠新道から「昇りっぱなしの9時間」と"覚悟を決めて"（Sさん弁）、出発。暑いですぅ っっ～。
九十九折の急登を過ぎ、大キレットを振り返りながら更にもう一ふんばり、ドカンと急に視界が広がるところが杓子平。笠ヶ岳を対面に眺める。なだらかでデカイ山容と、山深さにテンションアップ！しかぁし、小屋まで遠いのね、ホント。更に小屋から10分少々で笠ヶ岳着、槍ヶ岳をバックに夕空の美しさを堪能。
二日め、昨日来た抜戸岳分岐まで戻り、弓折岳を目指し北上。なんて、気持ちイイ稜線歩き！昨日の急登の分、体も軽い。もう、周りは山山山（当たり前？）。行き交う人もほとんどおらず。この一週間で雪はかなり解け、花も咲き始めたらしく、山全体が生命力に溢れている。山の緑も花の色も全てが生き生きとしている中を歩くのは間違いなく、至福の時。そして、その中で「遊ばせてもらっている」事を大自然に感謝する。
さてさて、今回のハイライト、雪渓下り登場。50ｍ位だろうか？トラロープも、トレースもしっかり有るが、念のため六本爪を着けて下る。ここから、鏡平小屋までは勢いよく標高を下げ、小屋着。ここでの目玉は、Hさんオススメの「かき氷」、練乳たっぷり、山の中で新鮮かき氷！美味し過ぎっ！あぁ、これまた至福の時♪昨日のきつかった行程は吹っ飛んで、リゾートモードに変換。また、この小屋のロケーションが別天地。山に囲まれ、大きな池にその山々が映し出され、絵になりすぎる景観の中につい長居をしてしまった。ここからはピッチを上げて大きな岩の上、樹林帯を通って鏡平、小池新道を通過、途中、水量が豊富な川を何度か越え、雪渓も超え、林道着。
わさび平小屋を過ぎ、笠新道登山口に再び戻り、グルッと周遊コースを終了。ここから新穂高温泉のPまで更に一時間歩いた。
笠ヶ岳の変化に富んだコースと景観を堪能し、充実した二日間だった。

《金言集　in　笠ヶ岳》
★鏡平小屋のかき氷に、思わず「オイチィ」　（声も身体もBIGなSTさん）
★「山では今日できることはその日にやりましょう」と、この一言で初日笠が岳へ　（今回一番？元気なSさん）
★青空に連なる白い雲を見て「雲が遊んでいるみたい」。瑞々しい感性に同性でも胸キュンデス（Hさん）