・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

雲ノ平~水晶岳~赤牛岳 1

2013/08/02(金)〜08/05(月)
報告者
山域
北アルプス
ジャンル
夏山縦走(小屋泊)
天候
1日目少雨→晴、2日目晴、3日目霧小雨→晴&
行程

8/1-新宿23:00発 毎日アルペン号、8/2-新穂高温泉6:15/40~鏡平10:45/11:20~双六小屋13:35/45~三俣山荘16:15、8/3-三俣山荘6:00~黒部源流6:35~7:45雲ノ平散策11:30~祖父岳12:00~水晶小屋13:45、水晶小屋5:00~水晶岳5:45~温泉沢ノ頭6:45~赤牛岳8:50/9:00~奥黒部ヒュッテ12:50/13:15~船着場15:20/17:20~平ノ小屋17:35、8/5-平ノ小屋6:20~黒部ダム9:50~扇沢10:30

報告

3回目のリベンジ、晴れ予報で望んだが、メインが霧雨で残念だったが歩けてよかった。新穂高温泉に到着時は小雨、小池新道からは霧雨、鏡平では槍穂高の眺望無し、弓折岳からは雨具もとれ、双六小屋では晴れとなり、一踏ん張り三俣山荘まで頑張った。大きな槍ヶ岳が迎えてくれた。この時期このルートはお花畑で一番良い季節だ。疲れも花に癒され歩けた。2日目憧れの雲ノ平は快晴、三俣山荘の裏から黒部川源流地を通り、雲ノ平入り口の日本庭園に出る。振り返ると三俣山荘と槍穂高が目の前に。そこから雲ノ平山荘へは360度の展望だ。鷲羽岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳・薬師岳・立山連峰・赤牛岳・水晶岳・祖父岳。お花畑の中を楽しみながら歩いた。特に今年はコバイケソウの当たり年という事だ。雲ノ平山荘で昼食を(焼そば)食べゆっくりする。明日の水晶岳~赤牛岳の稜線を見ながら、祖父岳~水晶小屋へと向かう。この辺りのお花畑は特に綺麗だった。水晶小屋からも360度見渡せ、北アルプスど真ん中感を味わった。明日歩く稜線や読売新道の情報も確認し、水晶小屋からは4パーティー5人が向かうと言う。皆で頑張ろうと励ましあった。3日目起きるとガスだ。小屋の人がいつもは上がるというので出発した。水晶岳は霧、その先赤牛岳までは霧雨の中、浮石・巨岩・お花畑を繰り返し、踏み跡が分かり難い箇所が複数あり、視界の利かない分手こずる。地図コンパスで方向を確認しつつ進む。小屋で話した単独の人と途中で会い、結果下まで前後して歩く事になった。天気が良ければ問題ないルートも、マーキングが少ない岩尾根では難しい。赤牛岳では寒い小雨で視界無く小休止、下から登ってきた若者達と情報交換、いよいよ読売新道を下る。8等分に分けた標識が分かり易い。迷わない1本道で、ハイマツ帯・岩尾根・5/8辺りから樹林帯に入り、急坂悪路に悩まされながらとにかく下り、途中登り4人とすれ違う。下に近づき天気回復、思いのほか早く奥黒部ヒュッテに到着する。水晶小屋で話した5人がほぼ同じく1時前に到着した。皆と話しているうちに、このまま平ノ小屋まで行ってしまおうという事になった。噂の崩れかけた丸太の橋や、登り返しの梯子・階段道が本当に沢山有り、濡れていたら滑るだろうと考えながら船着場に着き、本当に船は来るのか不安になりながら待つ事2時間、対岸から小さく白い船が見えた時には皆ホッとした。渡し舟に乗り平ノ小屋に宿泊した。山小屋というより山宿という感じの小奇麗な小屋。中には望遠鏡が設置され、対岸の船着場の様子が確認でき、人がいれば時間に船を出し、いなければ出さない仕組みになっているそうだ。船着場からは小屋は見えないので、要注意のところだ。美味しい夕食とご主人と団欒の時間を楽しむ。4日目個々別れ、後半の登り返しと長いダラダラ道を3時間、黒部ダムにやっと到着した。あとは扇沢~大町温泉~信濃大町~調布へとお決まりコースで帰宅する。

鏡平山荘、槍穂高の展望無し
弓折岳付近のお花畑
双六山荘
巻き道コースで三俣山荘へ
残雪とお花畑が素敵でした
三俣山荘と鷲羽岳
三俣山荘より槍ヶ岳
山荘裏より雲の平と祖父岳へ
当たり年のコバイケソウ
黒部川水源地の碑
水源地を上から見る
雲ノ平入口からも槍が大きい
黒部五郎岳
薬師岳
水晶岳
庭園が広がる