・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

伊豆大島三原山:5月会山行

2013/05/24(金)〜05/26(日)
報告者
松本恒
山域
伊豆諸島
ジャンル
ハイキング
天候
25曇り、26晴れ
行程

24(金)22:00竹芝桟橋より貨客船カメリア丸に乗船
25(土)6:00大島岡田港着→6:50民宿発→7:25旧道登山口→9:00三原山山頂口→11:00三原山火口→11:50剣ヶ峰→12:00テキサス裏砂漠→13:30大島公園
26(日)大島観光(温泉、レンタカー)→カメリア丸で横浜大桟橋着

報告

5月の会山行は「船で行く伊豆大島、海から登る三原山」です。
金曜日の夜、浜松町に集合し竹芝ターミナルまで歩く。すでに半数は居酒屋経由で集合しており、大きな船に乗って興奮気味。予約したチケットは席無しの乗船券でどうなることかと心配でしたが船内は暑く横浜大桟橋まではみんなデッキに出て涼んでましたから席無しは正解でした。就航すると船は思いのほかスピードが速く、風で寒いので壁際へ移動して宴会しました。夜が更けてみんな脱落して行く中、数名は朝日を見てから寝たそうです。翌朝6:00に大島岡田港に到着、宿の送迎バスで一旦宿へ行き荷物を置かせてもらい、着替えなど済ませます。6:40宿を出発、海岸沿いを少し歩き車道を少し登った所で旧登山道に入ります。旧登山道は廃道になって歩く人が少なくヤブだと聞きましたが実際には下草が刈ってあり登山者にとっては普通の道でした。登山道は蛇行する車道を何度か横切りながら最短距離で上へ続いて行きます。昔流行った三原山火口への飛び込み自殺者を祭ってある地蔵の見晴台に来るとあとわずかで一般者登山口の三原山山頂口に着きます、ここは三原山外輪山の縁にあたる場所です。登山口には交番とお土産屋が数件ありましたが時間が早くまだ営業していませんでした。天候は曇りで三原山の展望はありませんでしたので展望台のパネルを見て山を想像します。ここからは観光客も歩けるように舗装してあります。少し下ると観光用馬の牧場がありツツジが綺麗でした。三原山は雲に隠れて見えませんがしばらく進むと黒い溶岩流が見え出し、登山道脇には避難用のシェルターもあります。神社にお参りしながらゆっくり登ると三原山火口が見えてきました。ほぼ垂直に200m切れ落ちた火口からは湯気が上がっていますが硫黄の匂いはしません。山肌は触ると熱気を感じるくらい暖かく、所々に火口跡、蒸気、火山観測機器が設置されていて火山を感じさせます。登山道は黒い溶岩の砂礫に覆われていて両サイドは杭と張り綱でよく整備されています。剣ヶ峰で写真撮影後少し下りると温泉ホテル、テキサス裏砂漠の分岐があります、ここまでくるとほぼ火口一周です。砂漠ルートは広い台地平原で車の轍がありました。樹林帯に入ると登山道は水に彫られて溝のようになっていて歩きにくいのですが、杭で階段を整備されていた跡があります。脇にカゴ罠が仕掛けられた舗装道路にでると大島公園はすぐです。公園の動物園は無料なのですが殻付き落花生のエサ袋を持つと動物が寄ってきて楽しめました。

予約済みだが竹芝の客船ターミナルで乗船手続き
竹芝桟橋には島へ向かう観光客多数、釣り、自転車、サーフィンが多い
船内は暑いのでデッキで寝転び乾杯
大島岡田港で下船、朝まで飲んだ酔っ払い多数
御神火スカイラインから登り始める
旧登山道入り口、小さい看板あり
旧登山道の様子、登山者には問題なし
一般登山口からは外輪山をちょっと下る、この先に三原山があるはずですが、、、
三原山噴火口、200m断崖で窪んでいる
剣ヶ峰で集合写真、バックは三原山火口だがガスっている
ホテルコース、裏砂漠コースの分岐点
テキサス裏砂漠コース、黒い砂礫が続く
大島公園の無料動物園は動物が寄ってくる
民宿の刺身盛り、食べ切れません
翌日車で登山口へ行き三原山を見る、溶岩流が見える
一周道路の地層崖は大島噴火の歴史を見せる