鳳凰二山
4月13日:八王子6:00--夜叉神峠入口8:30/8:50~夜叉神峠9:45/10:00~杖立峠11:40/11:45~苺平13:35/13:45~南御室小屋14:15(テント泊)
4月14日:南御室小屋4:40~薬師小屋5:55~薬師岳6:05/6:10~観音岳6:40/7:00~薬師岳7:25~南御室小屋8:30/9:25~苺平9:55/10:05~杖立峠10:50/11:00~夜叉神峠11:40/11:50~夜叉神峠入口12:25/12:45--八王子15:45
夜叉神峠入口の駐車場には、停める場所を探すほどいっぱい車が停まっていた。
ここからひと登りで夜叉神峠に着く。天気がいいので雪を抱いた白根三山が眼前に広がる。
杖立峠手前の登りで雪が出てきたのでアイゼンを着ける。杖立峠から少し下って、山火事で木が焼けて開けた所を過ぎると、わずかだが新雪が積もって、足元の雪質が良くなり歩きやすい。緩やかな登りが終わり、平らになると苺平だ。
ここから緩やかに山腹を右にトラバースするように下り、傾斜が急になると南御室小屋に着く。十数張りのテントがあったが、広いのでど真ん中の良い場所に4、5人用のテントを張る。日差しが強く気温は低いが風もなくぽかぽかと暖かい。おいしい鍋料理に堪能してシュラフに入る。
翌日は3時に起床。ラーメンを食べて、コーヒーを飲んでゆっくりしたら、出発予定時刻を40分も過ぎてしまった。既に東の空が薄らと明るくなってきた。登り始めはいきなりの急斜面、ぐんぐんと高度を上げる。途中で日の出を迎え、朝日が眩しい。傾斜が緩くなった尾根をたどると砂払岳に着き、白根三山の絶景が広がる。薬師小屋は雪に埋もれていた。薬師岳に着くと目の前に目指す観音岳が見える。快適な雪の稜線をたどり、岩だらけの観音岳の頂上に立つ。360度の大展望だ。ここまで来てやっと甲斐駒ケ岳、地蔵岳オベリスクが見える。白根三山はもとより、奥に荒川岳、赤石岳、聖岳の真っ白な南部の重鎮が並ぶ。名残惜しげに頂上を跡にする。
あっというまに南御室小屋のテント場に着く。コーヒーを飲んで一服してからテントをたたんで出発。
初っ端は登りなので重荷が堪える。登りついた苺平からは快調に飛ばして、大勢のハイカーが集う夜叉神峠に着く。白根三山の景色に人々の気持ちが高揚しているように感じる。雪が無い歩きやすい道を下ると、予定より少し早く夜叉神峠入口駐車場に着く。境川PAで昼食を摂って、上野原と小仏トンネル手前で少し渋滞をしていたが、16時前に八王子に着く。