・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

剱岳北方稜線 3日目(その1)

2012/09/14(金)〜09/17(月)
報告者
浅井
山域
北アルプス
ジャンル
岩稜縦走
天候
晴れ
行程

9月16日:池の平3:50~小窓雪渓4:40~小窓5:35/5:50~三ノ窓7:30/7:50~池ノ谷乗越8:35/8:45~池ノ谷の頭9:00/9:15~長治郎のコル10:05/10:15~剱岳10:40/10:55~一服剱13:30~剱山荘13:50/14:00~剱沢小屋14:25/14:30~剱沢テント場14:40(テント泊)

報告

16日:朝起きると期待通り満天の星空。3時50分出発。ここから剱岳の山頂まではバリエーションルートなのでおのずと気合が入る。旧鉱山道を緩やかに登る。岩が多くなり下り坂になると小窓雪渓に降り立つ。最初は雪渓の真ん中まで緩やかな下りのトラバースだが、雪が凍っているので歩きにくい。雪面はスプーンカットされ傾斜も緩く階段状で歩きやすい。先行パーティーはアイゼンをつけていたが、アイゼン無しでも大丈夫な傾斜の緩さだ。最後に草付きの急斜面を登り、小窓より少し上の稜線に出る。ルンゼ状の岩混じりの急斜面を登り、再び稜線に出て暫くすると1番目の雪渓横断箇所だが今年は雪がない、2番目の雪渓は階段状になった柔らかい雪面をピッケルを使って慎重に下る。岩の急斜面を登ると小窓王の肩に着く。
ここに立つと進行方向正面に池ノ谷ガリーが見える。壁のようなガラガラの急斜面が三ノ窓から池ノ谷乗越までせり上がっている。発射台と言われる小窓王のバンドの急斜面を下る。少し登り返して三ノ窓に着く。小窓王、チンネに囲まれ目の前には三ノ窓雪渓、振り返れば急峻な池ノ谷の上に富山湾が見える。独特な素晴らしい雰囲気をかもし出すアルピニストのパラダイスだ。池ノ谷ガリーは左の岩壁沿いに登ると足元のガレが比較的しっかりしている。大岩に行くてを阻まれ右に巻くと踏みあとがはっきりとしたザレの急斜面となる。ザレを登りきった所が池ノ谷乗越だ。左下に雪のない長治郎雪渓右俣と熊の岩の数張りのテントが見える。正面の岩壁が今回の北方稜線の中で最も岩登りを強いられる所だ。ルンゼ状を登り正面が詰まったら、右にトラバースして正面壁に出る。(続く)

小窓雪渓を登る
小窓雪渓と鹿島槍ヶ岳のシルエット
小窓雪渓上部のシュルント
急な草付きを登る
小窓から朝日があたる小窓王
1つ目の雪渓(雪なし)
2つ目の雪渓
ピッケルを差しながら横断
小窓と池ノ平山
池ノ谷ガリーとチンネ
小窓王バンド(発射台)
三ノ窓からチンネ
池ノ谷ガリーを登る
池ノ谷ガリー上部と小窓王
池ノ谷乗越上部の岩壁
ルンゼからフェースに出る