・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

白出沢から奥穂西穂縦走

2012/09/01(土)〜09/02(日)
報告者
日高
山域
北アルプス、穂高
ジャンル
夏山縦走
天候
9/1晴れ後曇り、9/2霧雨のち曇り
行程

8/31 20時出発、23時過ぎに新穂高駐車場着(ほぼ満車)
9/1 4時30分起床、5時15分登山センターに届出し出発、6時35分白出沢出合、7時30分重太郎橋、8時45分ガレ場、10時20分奥穂山荘
9/2 4時50分出発、5時30分奥穂山頂、6時25分ジャンダルム、7時30分天狗ノコル、7時50分天狗岳山頂、9時20分西穂山頂、11時20分西穂ロープウエイ

報告

新穂高、蒲田川右俣からのルートは槍、穂高への最短ルートです。このルートは何度となく歩いているのですが、白出沢はルートタイムが長いこともあって、いつも通り過ごしてきた所です。
今回も多くの登山者が右俣に入っていきましたが、白出沢に入ると一気に静かになります。
始めは林の中の緩やかな道を行き、重太郎橋に出て視界が開き、ここからは、滝を巻いての急坂へと一変します。それを過ぎると白出沢のガレ場歩きです。ガレ場は確かに長いけれど、3年前の毛勝谷に比べれば、それ程でも。確実に小屋が近くなってくるのがわかります。白出沢は結構変化があって楽しめるコースでした。ただし、下りはお勧めできません。
翌日はあいにくの悪天候。雨はやんだものの霧雨で視界ほとんどゼロ、おまけに風も強い。西穂への縦走を思案し、小屋で少し明るくなるのを待って、とりあえず奥穂山頂までと出発。山頂に立つと、今更引き返すのもと、気合いを入れて西穂へのルートに入って行く。始めのウマノセは少しビビる。その後もルートの目印を探しながら先へ進むが、天狗の頭からの下降で右にずれる。踏み跡ばかり見てたせいだ。岩稜のクライムダウンと稜線の強風には緊張感が高まった。先に進むにつれて天候も少し回復し、西穂に着いてほっと一息ついた。行程を残しているものの、後は残務整理みたいな感じでロープウエー乗り場まで下りました。
一週前の浅井さんの記録読んで比較すると、奥穂~西穂のルートはどちらから行くかによって印象はだいぶ違うと思います。奥穂からは、体力的には楽と思います(西穂からは惰性で行かれる)。逆に下りが多く、ルート発見も少し難しいかな。ペンキマーク無かったら絶対に迷うと思いました。

白出沢ルート重太郎橋から巻道を望む
これから行くガレ場を望む(右側)
ガレ場を行く
ガスの中のウマノセ
笠ヶ岳方面は晴れていた
西穂を振り返る