・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

焼岳~西穂~大キレット 2日目

2012/08/24(金)〜08/26(日)
報告者
浅井
山域
北アルプス穂高連峰
ジャンル
岩稜縦走
天候
晴れのち曇り
行程

25日 西穂山荘3:20~独標4:25/4:30~西穂高岳5:30/5:40~間ノ岳6:30/6:40~天狗のコル7:45~ジャンダルム8:55/9:05~馬ノ背10:00~奥穂高岳10:10/10:15~穂高岳山荘10:50/11:20~涸沢岳11:40/11:50~北穂テント場13:45

報告

穂高岳山荘に午前中に着きたいのと独標で明るくなる時間を逆算して暗いうちに出発。独標ではまだ暗かったが何とか先に行けそうなのでそのまま進む。西穂手前で明るくなる。西穂山頂から陽光の焼岳がきれいに見える。ここからが本番だ気を引き締めて出発。最初の長い下りのクサリ場だ。クサリは使わずに慎重に下る。間ノ岳にかかるとガレ場が多くなる。間ノ岳の乗越しがこのルートの核心部だ。間天のコルからの逆相のスラブは傾斜が緩く、岩が乾いているので楽に登れる。天狗の頭から振り返る間ノ岳は迫力満点。天狗のコルへ降りる岩場の下りがポイント的には一番の難所(傾斜が強い)。天狗のコルからコブの頭までの標高差300mの登りは体力的は一番の難所。ゆっくりと体力を使わずに登りコブの頭まで登ると、目の前にジャンダルムがそびえる。ジャンダルムからの展望はすばらしいの一言。ロバの耳からの下りが今回一番悪かった(何度か行き詰まった)。馬の背は見た目はすごいが、登りだと楽勝だ。ここを登ると奥穂高岳の山頂はすぐ。まだ先があるのでゆっくりしないですぐに出発。穂高岳山荘手前のクサリ場とハシゴで渋滞して15分程待たされる。穂高岳山荘でエネルギーの補給をして出発。飛騨方面からガスが湧いてきた。涸沢岳の登りで早くも足に疲れを感じる。ここからが正念場と自分に言い聞かせゆっくりと登る。涸沢岳先と涸沢槍の下りのクサリ場は傾斜が強いが、クサリは使わずに慎重に下る。最後に大きく登ると北穂南陵・涸沢の分岐だ。ここからテント場までひと下り。まだテントが一張りしかない。まずテントを乾かしながら体を休める。テントを張ってからテント泊の申し込みのため北穂小屋へ行く、水とビールを買ってテント場へ戻る(往復30分)。稜線に出て夕日と前穂北尾根を眼前に眺めながらビールを飲んでゆうげの時間をゆったりと過ごす。

ピラミッドピークから西穂高岳
西穂山頂から焼岳
西穂高岳を振り返る
間ノ岳から西穂高岳
間ノ岳直下のクサリ場
間ノ岳を振り返る
間天のコルから逆層のスラブ
間ノ岳
天狗の頭と西穂高岳
天狗の頭直下のクサリ場
西穂高方面を振り返る
コブの頭への登りの少しいやらしいルンゼ
ジャンダルムから槍ヶ岳
ジャンダルムから奥穂高岳
ジャンダルム直登ルートを登る人
ジャンダルムを振り返る