・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

大キレット~前穂高縦走 1

2012/08/09(木)〜08/11(土)
報告者
山域
北アルプス
ジャンル
夏山縦走
天候
9日晴、10日晴、11日霧のち晴
行程

8日23:00さわやか信州号、9日6:00上高地6:15~徳沢園~横尾8:50/9:10~槍沢ロッヂ10:35/50~天狗原分岐12:50/13:00~坊主岩小屋14:00/20~槍ヶ岳山荘16:20 10日山荘4:50~大喰岳5:30~中岳6:00~中岳水場6:30~天狗原分岐7:00~南岳7:20/30~南岳小屋7:35/45~最低コル8:30~長谷川ピーク9:15/25~A沢コル9:50~飛騨泣き10:30~北穂小屋11:10/50~北穂岳12:00~最低コル13:00~涸沢岳14:00/20~穂高岳山荘14:30 11日山荘5:00~奥穂高岳5:40~紀美子平7:00~前穂高岳7:30/8:30~紀美子平9:00~岳沢ヒュッテ10:25/35~上高地バスターミナル11:50

報告

9日さわやか信州号にて上高地6時着、明神岳を見ながら徳沢園そして横尾へと急ぎ歩く。槍沢ロッヂに10時半過ぎ着、体調も良く槍ヶ岳まで行く事にした。前半は木陰が多く歩き易かったが、ババ平辺りから正午の太陽が熱い。大きく槍ヶ岳が見える分岐、坊主岩小屋でバテバテ大休止。ここで気力が切れ足も上がらず、予定時間かなり遅れて山荘到着。高山病にはならなかった事に感謝し翌日を考え、槍ヶ岳登頂はせず夕焼けの展望に留めた。
10日今日は急がずにゆっくりと歩くと決める。大天井岳方面からの日の出を見つつ、大喰岳から中岳南岳へと岩稜線を歩く。目の前に穂高までの稜線や、眼下にはあこがれの氷河公園が見える。南岳までは360度の展望の稜線散歩である。遠く後立山・南ア・富士山、近くに立山から薬師・黒部五郎・水晶・笠・乗鞍・常念・蝶と申し分ない眺望だ。順調に南岳小屋に着く。獅子鼻のテラスに寄りキレットを眺めワクワクした。ここで帰る人も何人かいた。ザレの急な斜面の下りから始まり、鎖・梯子数本、やせ尾根等高度感はあるが普通に下れる。正面に長谷川ピークや飛騨泣きや北穂山荘を確認する。すぐに最低鞍部に着き、いよいよHピークの登りだ。Hピークの尖った岩に座り休憩、キレットの下りを振り返る。後ろを振り向くとこれからが本番という感じだ。Hピーク直下はよく写真にある岩をまたぐ所。両側スパッと切れ落ちているが足場はある。コブをひとつ越えた後の鎖や鉄杭の下りが嫌らしい。A沢のコルに着く。これから北穂の登り飛騨泣きの通過だ。幅が50㎝もないキレットに立ち、鉄杭を手足掛りに直登後、岩稜の上を鎖を頼りに進む。その後も岩の登りは続くが、展望台と書かれたテラスがありホッと一息つく。もうひと登り上に北穂小屋が見えた。11時過ぎに小屋到着。展望の良い素敵なテラスで昼食とした。すぐ裏手の北穂高岳を通過、出発前にM氏から涸沢岳の登りが嫌らしいと聞いていたので気を引き締める。下りの最低コルまでも注意が必要。下が切れ落ちている梯子や鎖を登り、途中雷鳥に出会いやっと涸沢岳に着いたが、あいにくガスの中。しばらく待ったが諦め穂高岳山荘へ降りた。翌日予定のパノラマコースが未整備との事。本部に連絡し、涸沢下山より効率が良いと事前にA氏のアドバイスあり、奥穂から前穂の吊尾根を行く事にする。
11日朝方は霧で奥穂も展望無。スリップに気を付けながら吊尾根へ。6時過ぎから霧が動き始めたので紀美子平にザックをデポし、前穂山頂で1時間程登山者とおしゃべりしながら待機。歩いてきた稜線がやっと見えたので急いで岳沢へと下山する。重太郎新道は本当に急だ。すれ違う岳沢から前穂までのピストンの登山者が多かった。新装の岳沢ヒュッテを見て急ぎ歩く。遊歩道辺りで小雨がパラついたが、最後まで傘は出さずに済んだ。初日のラスト1時間には泣かされたが、天候にも恵まれ人も少なく大キレットも楽しく通過でき、満足できる大縦走となった。一言、テント泊には頭が下がります。

明神岳を見ながら
あともう少しなのですがバテました
夕焼けの槍ヶ岳
日の出の槍ヶ岳
大喰岳にて
中岳
氷河公園(天狗原)
南岳
いつも笠ヶ岳が見えていた
南岳小屋と穂高
大キレットを見下ろす
核心部・長谷川ピークから北穂
大キレットの下り
どんどん下ります
長谷川ピーク
Hピークから見る大キレット