大沢山(笹子峠より)
笹子駅7:35/45~新田(峠道入り口)8:00…矢立の杉8:30/40…笹子峠9:15/20…中尾根ノ頭9:45/55…ベンチのピーク10:00…カヤノキビラノ頭10:35…大洞山10:50…摺針峠11:10…ボッコノ頭12:00/10…イワカガミ群生地12:30/45…大沢山13:00/20…巨大鉄塔14:00…899地点14:15…奥野稲村神社14:40…笹子駅15:30
滝子山から正面に大きく見える大沢山、南小金沢連嶺と御坂山塊を繋ぐコースを歩いた。最近の昭文社地図で赤破線となり、A氏にもお薦めを頂き、久し振りに行く前からワクワクした山行だった。藪っぽさや木々の多さで、晩秋から新緑時がお薦めである。
笹子駅から1時間弱の歩きを、平日のみの始発バスでかなり短縮できた。旧甲州街道山道を矢立の杉・笹子トンネル脇を通過し、笹子峠に出る。あまり歩かれていない道なのに“森のほっとスポット整備事業”なる立派な看板と分岐標識がコース各所あるのに驚いた。笹子雁ヶ腹摺山を背にして、藪っぽい急登から始まる。最初のピーク1278地点、中尾根の頭付近は北西方面の展望で、雲がなければ南アや八ヶ岳が望めそう。ここから大沢山までは複数のピーク・アップダウンの繰り返しである。また標識の他、地図には記載の無い脇道等が沢山あったので、コンパスで確認しながら地図に書き込んでいった。ベンチのピークから中尾根を東へ確認し、痩せた尾根を通り1411地点カヤノキビラノ頭。西方面1時間の京戸山の標識有。藪っぽい道を通り1402地点大洞山を通過後、すぐに南に好展望の露岩に出る。摺針峠では道不明瞭だが御坂・笹子の標識有。ここから細かいアップダウン続くが木々間からの景色が良い。所々残雪があった。1445地点ボッコノ頭、ここにも西尾根方面、御坂藤野木へ分岐標識有。大沢山方面に下り1397地点を過ぎ、登りにさしかかった岩場に、イワカガミ(葉)の大群落が有った。それは凄いもので、人が入っていない分荒れていない。興奮して15分も歩き回ってしまった。見頃は5月中旬頃か。やっと大沢山に到着、展望を楽しみゆっくり過ごす。山頂から少し下った所に女坂方面との分岐標識が有り、笹子方面へ尾根をとる。右手に本社ヶ丸の大きな稜線を見ながら、940地点の大鉄塔を過ぎ植林に入る。899地点で尾根が二股に分かれテープも両方についているが、右手の広い尾根に下る。急坂の後、古い大沢山登山口の標識が奥野稲村神社裏手に有り、社殿脇に出た。後は車道を35分笹子駅に到着した。分かってはいたが、一人も出会わなかった。