阿弥陀南稜
舟山十字路P6:00~南稜分岐6:30~立場山8:30~青ナギ8:50~P310:20~阿弥陀岳11:00/12:00~摩利支天12:10~舟山十字路P15:20
午前2時半、熊か強盗が出そうな舟山十字路に到着。南稜に向かう別パーティーの声が気になりつつも眠気に勝てず、予定より1時間遅れの6時に出発。きのこ採りのおじさんたちの世間話を背に、うつらうつらしながら暗く湿っぽい林道を進んで南稜の分岐へ。多少荒れ気味ではあるものの踏跡はしっかり。ときどき判読不可能な道標があったり、「入山したら罰金十万円」とかの札が立っていたりする急登を行くうち、立場山の頂上に到着。地味な標識は、標高が地図と100メートル以上も違ってました。
立場山を過ぎると阿弥陀や権現ががぜんでっかくなり、むき出し斜面の青ナギに到着。とても気もちのいいところ。反対側にはトリカブトが咲きみだれていて、ちょっとなごみます。
さて、樹林帯を過ぎていよいよ岩場。はたして大丈夫なんでしょうか。
P1、P2は巻いて、核心部のP3へ。先行の6人パーティーがロープを張っていたので、ゆっくり見物してから行こうと思ったら、「お2人でしたらどうぞお先に」と言われてしまい、しかたなくすぐ行くことに。登り口の写真撮りそこねた~! 最初の数メートルのへつりのようなところを越えると、あとはそのまま3点確保で登っていかれるのですが、ギャラリーはいるし、浮き石が多くて濡れているところもあるしで、必要以上に緊張してしまいました。
大きな浮き石だらけのP4を過ぎ最後の岩場を登って、閑散とした阿弥陀頂上に到着。甲斐駒や塩見に手を振ろうかと思いましたが、ガスがどんどん上昇してきて南アルプスが雲に全部かくれてしまいました。。。
ラーメンを食べて大休止して下山開始。御小屋尾根で行かない?との進言はあえなく無視され、予定通り中央稜へ。登りの緊張の影響か、足によけいな力が入ってしまい、草を握りながらの急な下りはけっこう難儀しました。紫色のあやしいきのこやら終わりかけの高山植物やらもいろいろありましたが、余裕がなかったのか下山路は写真もほとんどなし。でも、終わってみれば楽しい1日でした。