曇ってくれたので、ほっとする。陣馬高原下バス停を歩き出す。直ぐ分岐がある。右の和田峠への道を進む。直ぐに川に架かる小さな木橋を行く。小屋の前を左にまがる。すぐ右にまがる。そこには「立入禁止」の立札があり、入れないように木を渡してあるが、またいで進む。墓地があり、赤い鳥居、木の社があるから、この路に間違いない。蚊に歓迎されながら急登に大汗をかきかき進む。雉にもあう。尾根に立つ。鳥の声に励まされる。登りが緩やかになった後、500mあたりから急登になりピーク540mにでる。路が分からなくなるが南西に赤テープがある。下ってから緩やかに登る。檜の林が続く。最後の急登(560m付近)のあと踏跡がしっかりしてくる。作業小屋を見た後、しばらくして左へトラバースする。尾根上の方から10本以上の檜が倒れ路を寸断している。檜の枝と格闘の末、何とか乗り越える。右上に縦走路を歩く人が見えてくる。「人がいる」と思わず声が出る。最後は直登して縦走路にとび出る。椅子がある。休憩する。奥高尾は人が多い。景信山をめざす。緊張が緩んだのだろう、眠気を催してくる。奈良子峠、明王峠、底沢峠を通過して堂所山で昼食をとる。1ピッチで景信山につく。休憩を取ってから南に下りると巻き道にぶつかる。左に折れて、。数十メートルで右に降りる路に出会う。「ヤゴ沢沢コース」である。ジグザクの路を下っていく。枯れた沢の右を歩くようになる。水場で休憩する。冷たい水にほっとする。ちょっと行くと「ヤゴ沢尾根コース」とぶつかる。登ってくる人にも会う。「八王子市 ヤゴ沢作業道」道標に会うと、小仏峠からの登山道と合わさり、小仏バス停へ向かった。
奥高尾の縦走路は人が多い。そんな中でも、取り付きに苦労したが、このコースは静かな登山が楽しめる。ヤゴ沢コースは景信山から小仏バス停への最短コースになる。知っている人は利用しているようだ。 地形図 :1/2.5万 与瀬
参考書 : バリエーションルートを楽しむ(新ハイ 松浦隆康著 )