・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

金山沢 (白馬 小蓮華山南東斜面)滑走

2010/04/10(土)
報告者
伊達定治
山域
白馬岳、栂池高原
ジャンル
山スキー
天候
晴れ
行程

栂池高原スキー場ゴンドラ + ロープウエイ終点(シール歩行開始)栂池ヒュッテ=金山沢源頭部2301m=直登し船越ノ頭=小蓮華岳への鞍部(ドロップイン)==白馬尻==猿倉山荘==二股駐車場=栂池高原スキー場駐車場

報告

今週末は
・10日(土)足慣らし:八方尾根北斜面ガラガラ沢
・11日(日)本命  :栂池ヒュッテ1泊して、早発ちでの白馬沢
の予定であったが、天候が10日晴、11日雨となってきた。
この為、現地にて急きょ土・日を入換えることにした。
更に、スタート時間が遅いため強行軍を強いられる、体力に余裕ある若者2名は白馬沢へ、
老年2名(KT@愛知、伊達)は金山沢とした。

金山沢 滑走行程
4/9日(金)
 ・pm9:00JR豊田駅発=白馬ガーデンの湯(車中泊)

4/10日(土)
 ・白馬ガーデンの湯=am7:00 二股 小日向の湯駐車場 集合
 ・今日のメンバー:AS@東京、IY@東京、KT@愛知

 ・KT氏の車を、この二股駐車場に残置する。
 ・伊達のマイカーにて栂池高原スキー場駐車場へ移動。
 ・am8:00朝一のゴンドラへ乗船、更にロープウエイへ乗り継いで終点着 ここからシール歩行
 ・栂池ヒュッテ前を通り、自然園を経由し、小蓮華山(2719m)を目す。
 ・2301m金山沢 源頭部の尾根付きで1本 多くのMスキーはここから金山沢へ滑走している。
 ・我々は、白馬沢行きメンバー共に、斜度40度程の斜面を船越ノ頭へ直登する事とした。
 ・展望抜群の船越ノ頭(2612m)は、辛い登りを癒してくれる。
 ・天候・展望 良好の為、船越ノ頭と小蓮華山に挟まれた 広大な斜面は魅力的である。
 ・小蓮華山へ向うに鞍部がありそこまで前進して 広大な急斜面へドロップインする事とした。
 ・白馬沢へ行くメンバー(AS氏、IY氏と 此処で分かれる)、雷鳥が近寄ってくる、写真に収めた。
 ・雷鳥以外、我々2人以外だれも居ない 小蓮華岳への鞍部 素晴らしい展望は至福の時である。
 ・この1週間は、気持ちが重たくなる仕事の連続であったが、ここで其の重さを晴らした気分だ。

 ・何時までもここに居たいが、pm2:15 ドロップインする。
 ・滑走したが、沈みこむような重い雪質に苦労する。さらに脚力に疲れを感じる。
 ・休み、休み、滑走となる。(この一週間の重たい仕事の疲れが、体に残っていると感じた?)
 ・しかし、素晴らしい展望と、気持ちよい斜度に 気分が晴れていく。
 ・子雪崩や デブリを避けながらも、白馬尻下の合流点へ 勿体無い程に早く着いてしまった。
 ・白馬尻へ下ってくる、白馬沢滑走チームを待つこと20分程で 無事皆と再会する。
 ・我々が、今日の最後のチーム 静かな白馬大雪渓下部(夏場は林道)をブナ林を縫うように下る。
 ・猿倉山荘は、まだ雪の中、屋根のみが微かに覗いている。
 ・二股の手前(猿倉との距離 1/3程の処まで林道除雪が進んできていた、ここで板を担ぎ50分程を歩く。
 ・二股駐車場には、我々の車を含めて2台しか居ない。
 ・天気予報を聞くと 明日11日は 朝から大雨言う 予定の八方尾根北斜面滑走は中止した。
 ・一旦、朝の 栂池高原スキー場駐車場へ戻り、温泉入浴 白馬駅近くのレストラン夕食後 帰路へ
 (これも評判の店、結構な入りで席の空く 待ち時間35分となった)

<コースタイム>
 栂池高原スキー場ゴンドラam8:00~ロープウエイ終点am8:50 シール歩行開始=栂池ヒュッテam9:10=2301m尾根(1本15分)11:45直登=船越ノ頭(2612m:1本10分)13:00=小蓮華岳への鞍部(1本30分)14:15 金山沢へドロップイン==14:55白馬大雪渓(白馬尻下)15:30~猿倉山荘16:00=除雪点16:15 歩き~二股駐車場17:00~栂池高原スキー場駐車場18:00=温泉=白馬駅前レストランpm8:00=帰途へ 

以上

栂池ロッジへ向う
自然園を横断して前進する。
船越ノ頭へ登る、バックに白馬鑓岳や唐松岳 真下は金山沢源頭部
雷鳥が寄って来た。(小蓮華岳への鞍部にて)
去っていく雷鳥(こんな真近で見れるのは珍しい)
船越ノ頭 と 右斜面は金山沢への落ち口
小蓮華岳への鞍部からのドロップイン (私です)
重たい雪に足が疲れる。ヘタクソの証拠だが?(私です)。
真下に金山沢の源頭部が望める、急いで下るのは勿体無いと。
白馬鑓岳を望みながらの滑走、至福の時だ
子雪崩がやってきた、待って様子を観察。 OK 今だ
平坦部となり一本、振返ると我々だけの貸しきり状態(私です)
デブリが出ているが右へ高巻いてその下が、白馬尻の下だ。
猿倉山荘前の林道の橋
白馬沢チームも無事、ここから板を担いで二股まで50分程の歩きだ