バス増発便が出た。私達はその後の定刻便で浅瀬入口に着く。三組が下りる。滝壺橋に着くと前の便で先に着いたグループが大勢登山口を登っていた。準備運動をしているとタクシーで乗りつける人たちもいた。犬を連れていた。白い手すりのある登山口をゆっくりと登り始める。急登であるが前後に他のパーティがいるので気が楽である。広い尾根をジグザクに行く。ミツバ岳に近づくにつれ満開のミツマタが所々に見えてくる。山頂には大勢の人がいた。満開のミツマタを楽しんでいた。曇っているが展望も楽しめた。権現山に向かう。最初のピークを過ぎたあたりにもミツマタが群生していた。権現山にも大勢の人がいる。ふたつのテーブルも人でいっぱい。ちょっと離れた三角点のある所で休憩する。浅瀬入口から登ってきた年配の夫婦もいた。北に向かう。急勾配を下りきった鞍部に「上の原登山口」の標識があった。今日のルートの唯一の一般道と気がつく。茅の丸の急坂を下ると二本杉峠である。五差路に標識がある。標識に従ってよじ登るように屏風岩山に向かう。急登を登りきってなだらかになる。P951mまでの間にミツマタの群生のわきを歩く。東に向きをかえると自然林が多くなり屏風岩山につく。屏風岩東峰には10分である。鹿柵に沿って南東に向かう。南に向かっている。南尾根を歩いていると気づく。引き返し分岐点まで戻る。赤テープのついている方へ進む。こんどは東尾根にのっている。ミツマタが見えるようになる。分岐にぶつかる。少し迷ったが赤テープのある北方向に進む。ここからはジグザグ道になる。ミツマタの群生も見られるがルートから離れて咲いている。ロープのある階段状の急坂を下る。林道に降り立つ。右に大滝橋がある。バス停もすぐだった。
この時期でなければ、静かなルートであろう。ツアー客も含め大勢の人がミツマタを愛でに訪れた。バリエーションルートであることを忘れさせてくれた。
大滝橋手前の650m付近で花見をするつもりでビールを持っていったが、ミツマタの群生がル-トがら離れていたので花見のチャンスを逃してしまった。