唐松岳~祖母谷温泉
9/1(金)東京6:16(かがやき501・金沢行)=7:36長野/長野駅東口(アルピコ交通長野・白馬乗鞍行)8:20=9:35 白馬八方バスターミナル=八方駅=ゴンドラリフト・クワッドリフト=八方池山荘10:40-八方山-八方池-丸山ケルン-14:00唐松山荘⇔唐松岳往復
9/2(土)唐松山荘5:00-[1846m]尾根に乗る6:00-7:05水場分岐-大黒銅山跡付近7:25-餓鬼山8:45-避難小屋9:45-餓鬼ノ田圃10:40-南越峠11:10-13:15祖母谷温泉
9/3(日)祖母谷温泉8:15-8:50欅平10:01=11:20宇奈月-宇奈月温泉11:41=12:07新黒部-黒部宇奈月温泉12:35(はくたか562)=14:52東京
以前白馬岳から下山して祖母谷温泉に泊まった際に、唐松岳から下るコースがあることを知り、いつかその道を下ってまた祖母谷温泉に行きたいと思っていた。入会間もない私の提案に、頼もしい先輩方が乗って下さり、初めてパーティのリーダーをさせて頂いて念願のコースを歩くことができた。
9/1(金) 晴れ
八方アルペンラインのゴンドラ・リフトを乗り継いで、1830mまで一気に上がると、あとは展望を楽しみながら快適な稜線漫歩。白馬三山や不帰ノ嶮、五竜や鹿島槍、振り返れば北信の山々や浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプス…。県境稜線に登り上げると、立山~剱が眼前に。
唐松山荘に荷物を置いて、唐松岳山頂を往復する。風も弱く穏やかな天気で、山頂からの展望を堪能する。
夕食は5時、メインはハンバーグ。美味しかった。明日の朝食をお弁当にしてもらおうとしたら、お弁当はないのだそう。5:30の朝食を頂いていると出発が遅くなるので、各自行動食や売店のパンで済ますことになってしまった(リサーチ不足で猛反省)。
9/2(土)薄曇り
長丁場なので、日の出前だが明るくなった5時に出発。8月初めには刈払いなどコースの整備が入ったそうで、ありがたい。はじめは唐松岳南面の急な斜面を、2360m付近で尾根に乗るまでトラバースしていく。岩場鎖場、ザレ場などがあり気が抜けないが、五竜や立山~剱の展望が素晴らしい。
尾根に乗るとそれまでとは一転、刈払いされた幅広く歩きやすい九十九折折の道を、水場分岐まで500m余り下りていく。ここまであまり水を消費していないので誰も汲みにいかなかったが、水場までは往復15分とのこと。
水場分岐からすぐに大黒銅山跡の道標。尾根に登り返し、餓鬼山まで緩くアップダウンしながら標高差300m弱を登っていく。尾根の北側が切れ落ちており、一部両側が切れ落ちたやせ尾根にロープが張ってあったりするので慎重に通過。ゆるゆると登っていくので、餓鬼山山頂までなかなか着かない。山頂には三角点あり。
餓鬼山の下りも急なところには梯子などが整備されている。避難小屋も綺麗だった。避難小屋の位置は、地形図の位置(1840m付近)より手前の1900m付近だった。餓鬼の田圃の標識は、地形図の湿原マークより先の1640m付近にある。標高が下がってくると美しい山毛欅やコメツガなどの大木が目立つ。
南越峠は標識があるのかわからないまま、沢に向かって下り始めると、すぐに水場がある。細々とだがパイプから水が取れた。
あとは祖母谷の温泉を楽しみに、ひたすら沢に沿って下っていく。少し藪が被っていたり、岩がゴロゴロしていたり、細く谷側に傾斜したトラバースだったりして歩きにくい。橋が見えると登山口、祖母谷温泉が見えたときはうれしかった。計画したときは、もっと時間がかかることも覚悟していたけれど、天気にも恵まれて計画より早く到着。期待通りなかなかタフで歩きがいのある渋い道だったけれど、ベテランのメンバーの皆さんのお力を借りて、無事に歩き通すことができた。
祖母谷温泉の外湯は男女別、内湯は1つなので適宜男女交代して入るが、それぞれ泉質が異なる良いお湯。食事も美味しく、ゆっくり体を休めることができ極楽でした。
9/3(日)晴れ
朝風呂に入って7時に朝食を頂き、のんびり欅平まで歩いて山行終了。楽しいトロッコ列車で宇奈月に出、黒部宇奈月温泉から新幹線に乗って帰京。
(頂いた感想)
・私も念願叶い嬉しかったです。足場は悪いが変化に富んだ登山道、立山連峰末端までの展望、秘境祖母谷温泉、マイナールートの楽しさがぎっしり詰まっていました。
・なかなか行けなかったコースを天気も良く堪能出来ました。
・計画してもらって思いがけないコースに行くのは大変うれしく、こたえられません。