西吾妻山・月山
23-0811東京-西吾妻山
本日は自動車移動が長丁場のためSさんが自宅に4:30に来てくれた。大分行程が早まる。
11:00に西吾妻山麓のスキー場に到着、これなら余裕を持って西吾妻山に登ってこれると考えた。最終地点のリフトが15:40最終とある。リフトを3本乗り継いだ時点で12:00を過ぎていた。最終リフトの管理者が「今日は200人ぐらい登っているから、途中混み合うのではないか、いつものペースでは登れないかも知れない。片道2時間40分はかかるから登頂は難しいかも。」と言う。私たちは驚愕する。声には出さないが「えーっ!!」という感じだ。Sさんはヤマレコのバッチ登録のためにわざわざ東京からはるばる来たのにそれはない。「超特急で行きましょう!」幸い先週の北アルプス縦走でバージョンアップした2名なので今日の荷物は軽い。快調なペースで行く。途中今からでは山頂までは難しいと思ったハイカーが「ここからあと2時間以上かかりますよ。」などと暗に登頂はあきらめた方が良いのではという顔で言う。考えたのだがこの時私の顔は7月29日以来のひげを伸ばしっぱなしでこのひげが全て白髪なのだ。かなり年齢を多く見られたのではないか。失敬な私はまだ72歳、70台はまだまだ元気なのだ。と今頃になって思う。
とにかく2人して大汗をかきながら飛ばした。
冬季に登った時山頂の位置が分かりずらかったが、夏来て理由が分かった。山頂近くは岩の広い平場になっている。みなさんここでご飯を食べたりお茶を飲んだりして過ごしている。山頂はここから樹林帯に入って5人も入れば一杯になる樹林帯の中にあるのだ。当然見通しもきかない。山頂がみつけづらかったのは無理もない。冬季は山頂の目印の道標などは完全に足の下であったし、広々とした山頂の中心らしきところを探したが場所は中心ではなかったと言うことだ。山頂と言っても格別そこが高くなっているわけでもないのだ。
ともかく山頂につくことが出来た。何と1時間20分で登頂することができた。久しぶりのハイペースであった。
くだりはさほどペースを上げずともリフトに15:40よりは大分早く着いた。
ここからHさん、Pさん、Yさんと合流して月山八合目の駐車場へ向かう。夕方到着した。
さてテントをどこに張るかだが、車を少し前に出して車の後ろに張るかなどあちこち見ているうちにレストハウスの横に丁度良い草地があった。ここに張ることにする。Sさんは車で寝て、4人がテントで寝る。6テンなのでスペースは十分だ。しばらく宴会をやって就寝した。
23-0812月山
月山八合目の駐車場なので車の移動はなし支度をしてすぐ出発できる。5:00出発、天気はどうだろうか。すっきりと晴れ渡るとはいかない。歩き出すとぽつぽつと雨が降る。しばらく歩いてカッパを着た。
月山は池塘が多い。見渡すとあちこちに池塘がある。足下には石が敷いて在るが、円形の踏み石が多く有る。どうやら月山だけに「月」を意識した円のようだ。朝方修行僧(山伏)の姿の方がいたが、月山も信仰の山だ。途中お地蔵さんや神仏の像が奉られておりいまも多くに人に参拝されている様子がうかがえる。
佛生池小屋到着、お目当ての登山バッチを購入する。図案化された文字で「月山」とだけ書いてある。聞いてみると小屋の方が図案化したそうだ。なかなか良いバッチである。
雨は止まず頂上の月山神社到着、山頂は神社内にあるとのことで参拝するには500円の参拝料を支払いお祓いを受けて入る。お祓いを受けてひとがたの紙で身体をぬぐいそれに息を吹きかけて傍らの水桶に入れる。神社の普通であれば狛犬の鎮座するところに兎の石像が座っている。これは可愛い。月山神社故に兎なのだ。さほど広くない境内に数多くの神様が祀られている。
月山神社を一巡りし休憩所に入る。身体が濡れて寒い。Sさんはすばやく着替えている。濡れた服を着ているよりこまめに着替えた方が良いかも知れない。
神社の中には月山山頂を示す物はなかった。外に出て回り込んだところにありそうだとPさん、回ってみると月山山頂の印があった。皆で写真などを撮り下山にかかる。
私は今日朝からドライカレーにお湯を入れ行動食として食べていたが結構おいしい。雨の中ではなかなか止まってゆっくりはしたくないので行動食には工夫が必要だ。私は今日はドライカレーとパンである。
下山後日帰り温泉で温まり、今日のような日は生き返る気がする。昼食を摂る。今日の日帰り温泉は350円と格安でその後のお昼もカツ丼を食べたが800円で量も多くとてもおいしかった。
ここでPさんがスマホを取り出し、見事な検索技で5人で3800円の鳥海山近くのバンガローを予約してくれた。素晴らしい!今日はゆっくり眠れそうだ。
夕食はなんと焼き肉パーティである。肉を沢山食べて、ビール、Pさんの持参してくれた「知多」ウヰスキーで元気一杯となった。「知多」は実に品良く口当たりの良いウヰスキーであった。Pさんごちそうさまでした。